人の死はあっけないですね。金曜は以前勤めていた会社の同僚と本厚木で飲み会だったんですが、別の同僚が9月に亡くなったことを知りました。大山登山中に心臓麻痺だったそうです。
体が大きくて、威勢が良く、飲み会番長。強面でしたが部下の面倒見がいい人でした。何度か仕事上のことで喧嘩もしました。
残念です。冥福を祈ります。
しんみりとはしましたが飲み会はそれでも進行し、23時過ぎに切り上げて午前様で帰宅。
翌土曜は流石にいつも通りには走れないので、1時間遅れで軽めのサイクリングにしました。
ルート 110.3km / +1,482m
https://photos.app.goo.gl/xjfwJmLYSLcMrXd97
奥牧野から綱子へ向かう道は「さがみはら災害情報マップ」を見ると通行止めになっています。
http://www4.wagmap.jp/sagamihara/facilitylist.asp?dtp=3&01382563=&gl=48&ll=234
秋の二つの台風接近によって被害があったようですが、そろそろ通じてもいい頃だと思って行ってみました。これだけ時間が経って入れば緩んだ地盤も多少は安定しますし、歩いて通行できないくらいなら無理はしません。
入口には舟久保集落がありますし、途中には藤野さつき学園、さらに先に民家が一軒あります。何よりこの道が通れなくなると綱子集落と外界とは、菅井へ行くトンネルだけになってしまいますから。
でも結論を先に言うと、まったく手付がつけられていない状態でした。奥にある一軒の民家が個人的に道を整備しただけという感じ。
相模湖から日連へ渡ります。ここも災害時に通行止めだった道です。橋を渡って集落手前の上りで片側通行にして復旧作業が行われていました。
名倉から坂を上ってシュタイナー学園の前から上野原方面を眺めます。
予報では晴れだったのですが大外れ。どんより暑い雲に覆われています。
奥牧野では50円コーヒーで小休止。いつも格安提供ありがとうございます。
前川橋は補修された時には、せっかくの良い味が真新しいコンクリートの色で残念に感じましたが、今は馴染んできています。
橋を渡って緩い上りを押し歩いていると、左の足元に小石が二列に並んで置かれているのを見つけました。明らかに道として区別しています。先を目で追ってみると右上へと続いていました。
リカンベントなので探索さずにその場を進んだですが、その先の小広く開けたところで斜面の上に道標らしきものを発見。
この斜面の開け具合。なぜ雑草だらけにならないのか分かりません。昔は畑だったんでしょうか、四角く開けています。
その斜面を道標のところまで上ると、やはり道標でした。
道の掘れ具合から新しい道ではなく古くからある道のようです。藪は定期的に切っているような感じでした。
ここを通れば舟久保から奥牧野まで最短ルートです。道はそういう所につけられるということですね。パスハンターで来た時には上ってみることにします。
岩を削って通された道は右下を覗くと怖いです。写真を撮るのに踏み外さないようにしなきゃ。
車道へ出る手前で一つ目の土砂崩れ。よっこししょ、とリカンベントを脇に抱えて越えます。
すると足元に一筋のタイヤ跡。おぉー。流石にロードで来る人はいないでしょうね。
Panaracer touring custom でしょうか。
https://gtrans-ltd.com/shop/products/detail.php?product_id=869
シューズはSPDのようです (^^;
こうして人が通った跡を見て思いを巡らせるのも楽しいですよね。そして、僕も同じように痕跡を残して。
学園の少し先の馬頭観音を確認。もう一つの倒れている方は再び草の下になってしまいました。
次第に川に体積している木が多くなってきました。写真の木々の下が川です。
そして大規模な土石流の現場がありました。写真の堆積物と削れた山肌の間に川があります。
幸い道は左へカーブしていますので通行はさほど問題はありません。
ただし、ご覧のような状態で足の踏み場がありません。愛車のタイヤと靴がドロドロになってしまいました。
泥だらけのままサイクリングを続けるのは嫌なので、綱子の水場で綺麗に洗いました。あ~さっぱり。
そして昼食です。今日はちゃんとコンロ忘れずに持ってきました。
鮭お握り投入。
ところで皆さん、鮭をなんと読みますか? 「シャケ」なんて言っていませんか? 正解は「サケ」ですよ!
シャケは江戸っ子のなまりです。サを発音できなくてシャになってしまうから(確か)。
館民公子綱。右から左へ書いてあるところに時代を感じますね。
今日はこのまま大川原天神峠へ向かいます。
暗い植林帯の中を小石を避けながら上り、峠に到着。
切通しと右カーブが、先日行った天目指峠の縮小版といった風。
峠を越えると南斜面に沿った雑木林の道になります。
先週の愛川町ではまだ残っていた紅葉も、既にここでは冬の様相。このタイミングの落ち葉は踏まれていないパウダースノーのようなもの。ふんわりと柔らかく敷き詰められています。
落ち葉の下には小石が隠れていますので、弾いてタイヤサイドを傷つけないようにゆっくり下りました。
そして大川原へ降り立ちます。
青根では自販機で飲みたいものもないので写真を撮るだけにしました。
茅葺古民家は健在。民家の向こうは道志川の谷で、右手に見える弛みが越えてきた大川原天神峠です。
さて、道志みちR413が通行止めで青野原まで行けないことは皆さんご存知だと思います。
情報ではここから帰るには菅井を越えて藤野への道。あるいはその途中から右折して牧馬峠を越えて青野原。
菅井から伏馬田を通って青野原への道は通行止めなので、ここも行ける所まで行ってみて、ダメなら牧目峠と考えて進みます。
道志ダムへ下って上り返す途中、道端に手作り地図がありました。こういう地図は公的なものにない地域ならではの情報があるので、昔の古い道や地名の読み方だとか勉強になります。
バックミラーにサイクリストがちらちら写ります。フロントバッグを付けたロードでしょうか、マッドガードまでは確認できませんでした。交互通行の信号で追いついてきましたが、わざわざ振り向いてまで挨拶はせずにそのまま進みます。
菅井までの間で少し踏むと次第に見えなくなって行きました。
菅井のトンネルを二つ潜って下り。ヘアピンカーブの角が伏馬田の入口ですが、警備員が立っていました。「自転車は大丈夫ですか?」と聞くと「狭いから気を付けてね」とのこと。
先ほどのサイクリストも来るかな、と思って警備員としばらくお話ししていましたが、なかなか現れないので進むことにしました。
その先の青野原までは結局どこも危なげなく、なぜここが通行止めの情報なの? という感じでした。狭いから回り道として誘導したくないのでしょうか。
コンビニで休憩中にふと見ると行方不明の女の子の張り紙がありました。9月にキャンプ場から忽然といなくなってしまった女の子。何事もなくふぅっと現れて欲しいです。
08:21 出発
11:59 奥牧野
13:13 綱子
14:24 青根
13:55 大川原天神峠
15:25 青野原
17:51 帰宅