先日としサンが笹尾根へ行った記事を見て僕も行きたくなったのですが、既に尾根上は紅葉のピークを過ぎてしまいましたので、中腹にあるお馴染みの西原古道へ行ってきました。
コース 129.7km / +1,926m
https://ridewithgps.com/routes/31573299
久しぶりにパスハンターで出動です。リカンベントに慣れてしまうとパスハンターでは平地の速度がもどかしい。やはり時速30kmペース。短い上りは立ち漕ぎでぐいぐい行けるんですけどね。
オ〇パイ山改めピーチク山も見事に色づいています。あの山のてっぺんもとんとご無沙汰です。
上野原では駅伝大会があるようで、そこかしこに交通整理の方々が見られました。棡原までの鶴川左岸の道が通れるか聞くと「大丈夫ですよ」とのことで一安心。
棡原から鶴峠方面へ入り 大垣外(おおがいと) 沢渡(さわんど)から西原古道のスタートです。
押し歩いて集落が切れた辺りでハイカーが小休止していました。聞くと西原古道は以前歩いたので今日は笹尾根を越えるとのことでした。歩きにしては朝がゆっくりなペースです。既に11時を過ぎですから。
走ってきた上野原方面の眺めを何度か振り返って、一汗かいたくらいで十文字峠に着きます。ここからは等高線に沿って古道が続きます。
古道は全体に渡り植林帯と広葉樹帯が交互に現れます。植林帯は手入れはされていないようで薄暗くじんめり。展望が効いて良い眺めであっても山肌はパッチワークのように斑です。会津へ行った時に見た全域紅葉が羨ましい。
日当たりのいい広場のような所はかつて畑があったようです。何度来てもここだけは背の高い草がありません。腰を下ろしてのんびりしたいですが、まだ序盤なので先へ進みます。
小棡の入口には石碑が並んでいます。以前地震で幾つかは倒れていたんですが修復されたようです。
ここを乗っ超えると民家の前に出ます。向こうでご主人らしきお爺さんとご近所のお婆さんが話しているのが見えたので、大きな声で庭を通して欲しい旨を伝え進みました。
しばし、僕も話しに加わりました。昔はこの古道は頻繁に使われていたそうです。
小棡を水平に行き、最上部から再び山道へ入ります。
黄色く染まった林が逆光に眩しい。
昼過ぎにいつもの帳塚原に到着し昼食にしました。
小一時間のんびりしました。
こうして立ち止まるとその場に馴染んでいきます。見えるものは歩くよりも、より多くなりますからね。警戒していた小さな虫たちも動きだしますし。
再び暗い植林の中へ入ると丸山への分岐。石の道標は何十年か経た今でも役目を果たしています。
笠松峠には小さな去年から札が掛けられているので楽しみになりました。
他にあったプラスチックの札は穴が千切れて道に落ちていました。自然に帰らない物質は目立つので目につきました。
峠からは九十九折を急降下。数年前に撤退した倒木帯を抜けると藤尾です。
右手の弛んだ所が笠松峠。
集落内のピークには馬頭観音が人々を見守っています。
ふと下に目をやるとワンちゃんが。人恋しそうでした。
古道はこの先も続きますが今は一旦谷へ下ります。自転車を連れての集落巡りはここで区切りです。
冬の夕暮れは早いですね。山間では更に早い。そして黄色や赤に染まった林は燃えるような色になっていきます。
日向を求めて棡原から激坂を小伏へ上りました。上り詰めると長く伸びた影。
どんどん色が濃くなっていきます。
井戸ではビーグル犬と戯れるのが楽しみでしたが、今回はなりませんでした。家を引き払ったようです。
夕日に富士山が次第に浮かび上がってきました。
ぐんぐん下り、和田峠道へ合流して吉野へ下りつき、旧甲州街道へ上り返します。
ここで日が落ちるのを見たかったんですが、少し遅かった。
お腹が空いたので腰を下ろしてドーナツを食べていると徐々に西の空が橙に染まってきました。
相模湖を見下ろすお気に入りのポイントへ移動すると、こんな色。デジカメのホワイトバランスは曇天でばっちり。
海岸のマジックアワーには及ばないかもしれませんが、こちらのマジックアワーもなかなかのもんでしょう。
ここから暗闇の中、2時間ちょいのナイトランで帰宅しました。
その他の写真
https://photos.app.goo.gl/gzHALdfHcdYGr9J6A
06:55 出発
11:02 大垣外
11:29 十文字峠
11:49 小棡
12:26 帳塚原
13:48 笠松峠
14:18 藤倉
15:55 井戸
19:15 帰宅