ポーランドからはるばるやってきました (^^)
THORはリカンベント用のシートを製作しているメーカーです。
http://www.thorseat.eu/en/thor-composite-recumbent-seats/
形状も選べますし、リカンベントのシートバックの角度による分類もされています。
シートバックが立ち気味だと座面に角度をつけないとズリ落ちてしまうんです。僕もその傾向があったので座面下にゴムシートを入れて角度を付けています。
材質はグラスファイバーとカーボンがあり、もちろんカーボンを選択♪
初めてのカーボンです!
梱包を解いて手にした時にはその軽さにビックリ。この巨大なシートがたったの420gです。
写真に写っているVentisitのメッシュパッドの方が重く、620g (^^;
シートは汎用なので自分のリカンベント用にブラケット(台座)や穴の加工が必要です。
僕の CruzBike T50 のシート座面のブラケットは、大きなお皿状のものが付いているので、干渉が無ければそのまま使えます。
背面は少し干渉してしまうかもしれません。
フレームをオーダーする前に使ってポジションを出す必要があります。
THORシートに合わせたBB位置、ハンドル位置、を指定することで製作し易くなるとともに、調整幅を少なくすることができます。
オーダーフレーム用に基本設計をしました。
物を作るには条件出しが必要です。
1.シートを前後にスライドさせる(40mmくらい)
2.シート背面は斜めなのでスライド量が大きい(CADで計測した結果60mm弱)
3.メインフレームのしなりに対応させるため固定を柔軟にする
4.シート取り付け面が曲面なので考慮する
3が最も難しいです。
今の CruzBike T50 はシート座面と背面が分割されているので、フレームのしなりに柔軟に対応しています。
THORは一枚で且つ背面に補強があるので、しなったりたわんだりしません。
時間をかけて探した結果、ねじ付きのゴムダンパーというのを見つけました。。
これなら、若干の伸び縮みがありますし、曲がるのでシートの曲面にも対応できます。一石二鳥!
1, 2のスライドはアルミのL字材に長穴を開ければいいでしょう。
ただし60mmもの長穴は無理がありますので30mmにして、上下を反転させることで長さをかせぐことにします。