幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ポジション調整

自転車って様々な部分を調整することができて自分の身体に合わせることができます。
クランクの長さに始まり、サドルの高さと前後位置、ステムの長さと高さ、ハンドルの幅、ブレーキの遊び、シューズの前後や左右に至るまで、あらゆる部分を調整できます。

ちなみにリカンベントの場合、多くの車種ではシートの背もたれの角度は調整できません。
僕の Cruzbike T50 はシート座面も背もたれ角度も調整できますので、普通の自転車と同様にあらゆる部分を自分に合わせることができます。リカの中では特殊な部類です。

自転車って乗り物の中では比較的価格が安いものです。にも関わらずあらゆる部分を調整できます。すばらしいことです。
ところが高価なオートバイや自動車ってどうでしょうか。自転車ほどには調整できません。

趣味人を除くと、多くの人は自転車よりも自動車に乗っている時間の方が長いですよね(もちろん自家用車がある人)。なのにポジションの調整箇所が少ない。




愛車のスバル フォレスター。この車の調整できる箇所は(一般的には)、

・シート座面の前後
・シート座面の角度
・シート背もたれの角度
・ハンドルの上下

これだけで自分に合ったポジションに調整できるでしょうか。
僕の身体には合いません。

上記を調整する順序はこうなります。

1.アクセルペダルに合わせて脚の曲げ角がストレスないように、シート座面の前後を調整します。

2.アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルを踏んだ時に、シート座面に当る太腿がストレスないよう、シート座面の角度を調整します。

3.視界、腰の負担、ハンドルまでの距離、これらを考慮しながらシート背もたれの角度を調整します。

4.腕が疲れないよいうにハンドルの上下を調整します。


こうして調整しても不満が三つ残ります。

一つは、もう少しシート角を倒したいのにハンドルが遠くなってしまうので我慢しなければなりません。
僕は普通の人よりも腕が短いのでしょう。

二つ目は、アクセルペダルに合わせると、これより手前に位置しているブレーキペダルを踏むのに、膝が曲がりすぎてストレスを感じます。

三つ目は、ハンドル上下を調整して下げたので、メーター類の上1/4がハンドルに隠れて見えません。


自転車の数倍から10倍も値段が高い自動車。なのにストレスを感じながら運転しなければなりません。
しかし、実は工具があれば不満の一つを解消することができるんです。それはブレーキペダルの前後位置です(確かクラッチも出来ます)。

デフォルトの状態だとブレーキペダルはアクセルペダルよりも手前に2cmくらい出ています。僕にはこの理由は分かりませんが踏み難いのは確かです。


走行中アクセルを踏んでいる状態からブレーキを踏む動作は、

1.アクセルペダルを緩める(足を手前に引く)。

2.ブレーキペダルが出っ張っているので、その分足を引く。

3.ブレーキペダルを踏む。

この3つの動作が必要です。
でもブレーキペダルが出っ張っていなかったら2の動作は必要ありません。

とっさの急を要する時に0.1秒でも早くブレーキを掛けたいのに、余分な動作は極力無くすべきだと思います。
(「左足でブレーキを踏みなさい」って聞こえてきそうですね)

僕は工具を使ってブレーキペダルの位置を奥へ調整しています。たぶんこの調整は殆どの自動車で出来ると思います。
写真は撮りませんでしたのでここでは説明しませんが、Googleで「車 ポジション調整 ブレーキ」で検索すると詳しく解説したページが見つかります。

さて、先週フォレスターを車検に出して戻ってきました。乗るとガックンガックン。ブレーキペダルの位置を戻されてしまったからです。
そういえば前回の車検の時もそうでした。きっと元に戻さないと車検が通らないのでしょう。おかしな話しですね。
もちろん、直ぐにブレーキペダルの位置を調整し直しました。

西部劇のガンマンはガンホルダーを凄く低い位置にしています。素早く拳銃を引き抜いて相手より先に撃つために。



先に撃っても当らなければダメですけど? (^^;