幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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最近のインターネットのページ

HTMLという言葉は聞いたことがあると思います。インターネット上のページ(ブログとかホームページとか)、すなわちブラウザで見ているページはHTMLという書式で記述されています。
インターネットが普及し初めてから、かれこれ30年以上経ちますが、HTMLは時代に合わせて変わってきました。

インターネットのページが本などの印刷物と大きく異なるのは、ページサイズが決まっていないことです。
閲覧する側のPC環境によってサイズがまちまちですから。

大きく分けて初期、中期、現代とすると、初期の頃はブラウザのウィンドウサイズを変えると、ページ内のレイアウトも可変していました。1行が100文字になったり50文字になったりする訳です。
更にマウスのホイール操作で文字サイズだけを可変できました(画像は変わらず)。
ユーザ環境によってレイアウトを可変させるHTMLの記述になっていたんです。

それが中期になると一変して可変させなくなりました。横800pxくらいを標準としてキッチリとレイアウトし、どのユーザ環境でも同じレイアウトを見せるというHTMLの記述になってしまったんです。
文字だけ大きくすることも出来なくなり、しかたなく画像と一緒に画面の中身全部を拡大するようになりました。印刷物と同じ考えになってしまったんです。

そして現代。再び可変するHTML仕様になりました! しかも、初期の頃よりも進化して。
昨今ではPCのモニタサイズは初期の頃の数倍の大きさになり、ノートパソコン、スマホタブレットといった多くのハードウェアが存在します。
つい数年前まではPC用のレイアウト、スマホ用のレイアウト、という具合に分けてHTMLを記述していました。

しかし、進化したHTMLは一つの記述で様々なハードウェアに対応できるものになったんです。多くのページでは上部は横幅一杯に主要情報を掲載し、その下には左右二列に分かれて(三列などもあります)分類して情報を掲載しています。更にその下等々。
こうしたレイアウトをブロックに区切って設計し、ユーザ環境に合わせて配置を自動的に変えてくれます。

いかがでしょうか、印刷物とは違った世界がありますよね。
見せたいデザインに加えてユーザ環境に合わせて可変したときにもデザインが継承されている。そんなことを考えながら現代のHTMLは記述されています。