いよいよリカンベントでのサイクリングのスタートです!
シートに身を預けて走るその先には何があるのか!
先週組み上げた後に2時間ばかりの試走をして鼓動を感じ取りました。
まだ操縦はおぼつかないので、土曜は境川サイクリングロードで慣らし運転して日曜に遠出しようと思っていました。しかし天気予報では日曜が曇りで夕刻は雨も降りそうでしたので、土曜にいきなり遠出することにしました。
土曜を避けたかったのはもちろん交通量があるからです。R246は仕事の車と遊びに出かける車が多く走っています。大型トラックも。
上体でブロックしてふらつかないように緊張して数キロ。町田街道へ入れば大型車はほとんど入ってこないので一安心です。とはいえ、道が細いぶん車との距離が近いので抜かされる時には緊張Max。
そんな緊張した中でも欲が出て、ケルビムまでの頑張り区間で力を入れてみました。
回転を上げるとどうしてもふらつくのでギヤを重くしてぐいぐい踏みます。リカンベントはシートで力を受け止めるのでペダルを踏む力が逃げず、普通の自転車よりも重いギヤが踏めるのです。
時速35km付近で巡航して、二つの信号をパスしてケルビムまで到達できました。そして、息切れしません。
パスハンでは今まで一度しか到達できませんでしたし、心臓バクバク状態でした。
リカ恐るべし。高効率と高空力特性を垣間見ることができました。
でも、シートに座っていると頑張ることより、のんびりした気持ちの方が強く、気がつくと時速25kmくらいになっています (^^;
五日市まではアップダウンの多い区間。上りはどうなのよ。
予想通りというか通説通りというか、上りが速いことはありません。パスハンよりギヤで1つ2つ軽いギヤになってしまいます。重量はパスハンの2kg増しくらいなので、それを考慮してもやっぱり上りは苦手と言っていいかも。
戸沢峠を超えたところで秋川街道沿いの山の辺の小道へ入ります。
車が入ってこない道はのんびりできて気持ちいいです。
小峰峠の旧道には車止めのゲートがあります。リカは通れるかな?
普通の自転車と同じように、前輪を持ち上げて後輪立ちにして通れました。
五日市のコンビニで補給します。
リカはまだ小物入れしか装備していないのでコンロは持ってきていません。小物入れに入るお握りと調理パンだけ買いました。
外へ出るとロード乗り二人に話しかけられました。
ロ「これって前輪駆動ですよね、初めて見ました」
僕「たぶん、まだ日本に二台しかないと思いますよ♪」
興味津々のようでした (^^;
秋川の左岸のいつもの小道も気持ちいい。
こういう道をリカでのんびり走るは至福です。朝にくらべるとだいぶ扱いに余裕が出てきて、空の広さも感じられるようになりました。
一箇所ある激坂はどうかな?
かなり気合を入れて上りましたが最後の50mくらいでバランスを崩して止まってしまいました。悔しい (>_<)
左岸の道が終わって檜原街道に出て甲武トンネルへ向かいます。
分岐の下川乗まで序所に上りが多くなってきて、二人のロードに追い抜かれます。重量級の方にも (-.-)
さて、甲武トンネルまでは標高差200mで平均勾配6%
短いながらもまとまった上りです。
お昼近くなってきて脚にも疲労感が出てきましたので、ひたすらローで上ります。
ふーっ、到着。
少し余裕はありますが、やっぱりパスハンに比べるとキツいですね。
いつもなら甲武トンネルへ来る時は、その前に藤原峠を超えてきますし、その状態よりも疲れました。
トンネルを越えたところにある東屋でお昼にしました。
日差しが心地よく、お腹が満たされたら一寝入り。す〜
風の音で目覚めます。
お昼前後はやっぱり風の変わり目ですね。
下りの扱いもだいぶ慣れてきて、ペダルを止めていれば思ったラインをトレースできるようになってきました。
リカの麻薬的な下りの楽しさも、もう少しすれば味わえそうです。
棡原へ下ったら佐野川方面へ上り返します。
このまま上野原に出てしまうと帰宅が過ぎますからね。
短いながらもキツい坂を上って井戸の万屋で小休止。
いつものワンコがお出迎えしてくれます。
「遊んでよー」って尻尾を振りながら吠えてます。
自販機でコーヒータイムにしたかったんですが、故障中でした。残念。
和田峠から下ってくる道へ合流し、吉野から旧甲州街道へ上り返します。
短いですが上り切るまで10%くらいが続きキツい。でもR20を車に怯えながらアップダウンするよりはいいです。
そして最後は三ヶ木から名手橋を渡って三井の山の辺へ。
○●○●
今回のサイクリングでリカの可能性と楽しみ方、課題が見えてきました。
課題の一つは依然としてあるペダリング時のふらつき。
だいぶ慣れてはきたものの、時速30km以上でのペダリングでふらついてしまうので、せっかくのリカの利点である高速クルージングが楽しめていません。
もう一つのの課題は、上りの極低速での扱い。
時速6km以下になるとバランスを崩して止まってしまうので、極低速のバランスを保つための訓練が必要だと感じました。
傾斜を利用したスタンディングスティルと、ジグザグ上りをマスターする必要があります。
そうすれば時速5km以下でもバランスを崩さずに上れるようになって坂が少し楽になるはずです。
上り坂での発進ができるか心配でしたが、10%くらいの上りでもローで発進することは難しくありませんでした。
一安心。
課題はあるにせよ、今回いつもと同じような起伏のあるコースを走れたことで、リカを買って良かったと思うことができました。
山方面の上りはゆっくり走りたいので速さは求めていませんので。
リカが最も楽しい場所は農村の山の辺でした。
パスハンでも楽しいんですが、やっぱりシートにもたれて広い空を感じながら走る山の辺は至福です!
下りも楽しいですが、危険も伴うのでそこそこでいいです (^^;
身体のダメージは、ペダルが近いので右膝裏の痛みが出てしまいました。いつものやつです。
前輪駆動のため、パスハンと同じようにはいかず、少し膝に余裕のあるポジションが必要なんです。次回は少し調整してみようと思います。
疲労は、脚の付け根からお尻にかけて。これは踏むペダリングによるものでしょう。高回転でふらつかないようになれば軽減されると思います。
肩や首の凝りはまったくありませんでした。
翌日の筋肉痛は、脚は大丈夫でしたが、肩甲骨の下あたり。ふらつきを腕で引いたり押さえたりしているからです。
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カランコロン♪
帰宅する町田街道のケルビム手前。急停車して振り返るとテールライトが落っこちていました。
やはり自作のアルミブラケットが強度不足だったようです (^^;
その他の写真
https://photos.app.goo.gl/hiJCrs6KzoD5K2pH3
走行距離 130km
06:35 出発
09:50 五日市
12:08 甲武トンネ
13:24 井戸
15:22 名手橋
17:28 帰宅