幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ハンドルを曲げました

7月にリカンベント用に購入したハンドル。
プロムナードとかノースロードというタイプのハンドルで幅が430mmです。

このタイプのハンドルはシティサイクルを想定していることが多く、概ね600mm弱なんです。
通勤中によく物色しているんですが、やっぱり広過ぎるんですよね。
なので430mmを見つけた時には即効でポチりました。

でも、やっぱり少し狭過ぎました。
さんざん探しましたが適当な幅と曲がりのハンドルは見つかりません。

無いものは作る!

が僕の精神ですが、ハンドルを一から作るのは現実的ではありませんから、曲げることにしました。


工具としてまず買ったのは長いステムです。
ハンドルの端と端を持って曲げるのでは左右均等にするのは難しいですからね。
ステム端とハンドル端を持って左右交互に曲げていきます。


そしてパイプを曲げる時の決まりごとは 砂を詰める こと。
砂を詰めることでパイプではなくなり、凹みを防ぐことができます。


そして温めます。
ハンドルは熱処理されて硬くなっています、高温にするともろくなってしまいますのでほどほどに。
曲げたい所を温めました。


足でハンドル端を踏んづけて、両手でステム端を、

ふんぐーっ

ダメです。
たわむだけで曲がりません。まったく変化なし。


仕方ないので次の工具を買いました。鉄パイプ。


てこの原理は絶大です。
じわじわと手加減しながら曲げました。


ハンドルを曲げようと思ったのは、膝を避けて かつ 低い位置にしたかったからです。

ハンドルを引っ張って脚に力を入れる動作を考えても、ハンドルを低くした方が力率がよさそう。
ズボンを履くような位置関係が理想ですが、そこまで低い位置にはできそうにありません。
ハンドルの下で膝が前後に動くことになりますからね。

それに、リカンベントの場合は腕を前方へ伸ばしますので、腕の重さで疲れそうなんです。
腕はまっすぐに伸ばした方が引っ張る力は強くできますが、ハンドルは回りますからね。
適度に腕を曲げたリラックス状態で力も入る、ベターなポジションを探すことになります。


曲げたことで強度は確実に弱くなってしまいます。 
使いながら慎重に観察して変化があれば使用を止めます。