幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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紅葉する会津

旧友butoboso氏と恒例の秋ツーリング。今回は会津へ行って来ました。
会津は20代の頃に駒止湿原周辺を走ったことがありますが、夏なのにとても淋しかった印象が強いです。

しかし、今回のツーリングでそれは払拭されました。
旧友と一緒だったこともありますが、コースの選択が良かったこと、里山がすっぽり紅葉に包まれているタイミング、地元の方々との会話等々。
今回も大満足なツーリングとなりました。

車載で一箇所を宿泊地として三泊四日。
周回コースは輪行を得意とするツーリストには敬遠されがちですが、同じ場所に留まることでその地域へ馴染む感覚が生まれるのです。


 ○●○●


稀に見る三週連続の土日雨。
そして金土日の三連休に突入するも、土曜は降水確率高し。
お互い会社に縛られない仕事なので、利点を生かして日月の二日間に工程をずらしました。
前後一日ずつも移動日として確保。

今回のツーリングは茅葺古民家と林道をメインテーマにしました。
初日は「前沢曲屋集落」と唐沢峠と中山峠。

コース


曲屋(まがりや)は、農耕に欠かせなかった馬を家族と共に同じ屋根の下で暮らすことに特化した様式です。
L字型に曲がった様は独特で、主に関東以北に多く見られました。もちろん現存する家屋は少ないです。


前沢曲屋集落は実際に生活している家屋を保存しています。
拝観には¥300かかりますが、この状態を保存してもらえるなら安いものです。
案内所で自転車の持ち込みを伺うと、この日は人が少ないそうで特別に許可していただけました。
もちろん押して歩くことが条件です。


 ○●○●


次いで唐沢峠へ向かいます。
朝はどんよりした空でしたが、予報通り青空になってきました。


この地方の山はほぼ手付かず。一山全てが紅葉に包まれている様子も少なくありません。
所々に松の緑がアクセントになっています。
川も護岸されていない自然のまま。


唐沢峠はトンネル手前から入っていきます。
舗装は直ぐに途切れ、所々押し歩きさせられますが、距離は短いので楽しめます。
お互い「楽しいね〜」
とても心が満たされます。


 ○●○●


最後は中山峠です。
事前の情報で西側が荒廃しているというので上りに設定しました。下りで進めなくなると上り返さなければなりませんからね。


入口間もなく全崩壊の修復現場があり崖を上らされました。
半壊が数箇所、土砂の流れ込みで行き止まりかと思う場面も。
峠の手前1kmくらいからは舗装でありながら、ダートよりも荒れた路面にてこずりました。


何とか日暮れ前に峠に到着し、東側は状態が良いことを願って早々に下り始めます。


2kmほど下って七ヶ岳林道の分岐まで来ると、そこからは車の出入りがあるようで安堵しました。


途中、数頭の鹿と遭遇しながら足早に下り、国道に出た頃にはライトがないと道が見えないくらい暗くなっていました。
こんな時には友がいると心強いですね。
一日の工程に満足し、この後の温泉のことや食事のことなどを話しながらデポ地へと向かいました。


その他の写真
https://photos.app.goo.gl/wuv7iHeEe262aiWy2

走行距離 73km

08:35 出発
09:42 中山トンネル
11:05 前沢曲屋集落
13:47 唐沢峠
16:18 中山峠
17:10 帰着


温泉は「会津高原尾瀬口駅」近くの夢の湯温泉に連日お世話になりました。
事前にネットでクーポン券をプリントして渡すと¥100引きの¥400になります。

夕食は初日は「会津田島駅」近くのラーメン屋さんでソースカツ丼
立ち寄ったスーパーのおばさんに教えてもらったんです。
ソースカツ丼はあまり好みではありませんでしたが、ここのは美味しかったです!

後の二日はデポ地近くの中華料理屋さん。
ここでは坦々麺とジャージャー麺をいただきましたが、どちらも満足なお味でした。
夜飲みを見越して少なめ (^^;

そしてスーパーやコンビニでビールを調達してデポ地のマイカーで居酒屋開店。
シュラフに半身を入れて遅くまで語らうのでした。
昔のこと、今のこと、仕事のこと、自転車のこと、子供のこと …
 
二日目へつづきます。