幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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650B ホイール組み

リム、ハブ、スポークが揃い、そして雨なのでリカンベント用のホイール組みです (^^;


もちろん内装ハブです。
「もう外装変速機は使わない」とALFINEに誓いました。

左フランジの内側に青いラインがあります。これはDi2の証です。
知っている人は少ないと思いますが、ALFINEにも電動のDi2があります。
しかもロードコンポより先にリリースしていました。
8SのDi2と11SのDi2があります。

このALFINEは8Sです。SG-S505
でも青ラインはありますが電動ではありません。
なぜなら、中の部品を交換して非Di2にしてしまったからです。
電源やその他の部品の価格や、ツーリングで日常的に使うにはリスクがありますしね。

QUARKパスハンで使っているローノーマルの ALFINE SG-S501 は既に廃盤なので、同じシェルを使っているこの Di2 SG-S505 を改良したというわけです。

http://d.hatena.ne.jp/INTER8/20151219/1450505756


ALFINEに使うスポークは既製の長さではないのでオーダーするしかありません。
今回もタキザワへオーダーし、中一日で届きました。


スポークは前後共に#15プレーン。
ALFINEはフランジが大きい分スポーク長が短いので#15-#16バテッドにはできません。
前後どちらかだけをバテッドにするのも嫌ですし、見てくれもバテッドはあまり綺麗ではないんですよね。

ニップルは迷わずアルミ。
アルミニップルでの不具合は今まで経験がありませんので。

スポークは折れることを前提に多めにオーダーしています。
それに、製品のバラつきもありますからね。

まずは長さとネジ部分をチェックします。
組む時にはニップル部分でスポークのネジ部分の出具合を見て、均一に締めていきますから重要なんです。


タキザワさん、さすがプロフェッショナルです。
スポークの長さ、ネジ切り部分の長さ、共にほぼ均一でした。プラスマイナス0.2mmくらいです。

しかし、今回間引いたスポークが数本ありました。
それは頭部分が中心にない物があったからです。
スポークは星のHマーク。品質が甘いです。


チェックが終わったスポークにはオイルを塗ります。


そしてようやくホイール組みです。
カップの上にハブを置くと具合がいいです。


今回もセロテープに活躍してもらいました。
リム穴へ通す前に綾取りを済ませてセロテープでとめると、ハブのロゴとリムのロゴの位置合わせを確実に行えます。
と言いながら反対側をミスってやり直しましたけどね (^^;


バルブも空気が入れやすい位置にしました。


今回のホイールはディスクブレーキ用なので、スポークをフランジ穴へ通す方向が通常と異なります。
ディスク側は何時もと逆になるんです。

参考にさせたもらったのはこちらのサイト。
のむラボ日記
http://pass13.blog.fc2.com/blog-entry-377.html


さて、セロテープ組みでうまく位置合わせが出来ましたが、ここで一旦全てバラします。
「えー、なんでー?」

ALFINEのフランジ穴に当りを付けるためです。
スポークを組んで、その角度をフランジにマークし、それに沿ってフランジ穴を削るんです。
ALFINEはフランジ径が大きいので、スポークの首にかかるストレスが大きいんです。
過去に無処理にした時にスポーク折れが頻発し、この処理をすることで折れなくなりました。


ホイール組みで面倒なのは、実はここまでの工程です。
振れ取りは以外と簡単。
最近のリムは精度が良いので、前述のようにスポークのネジ部で見当をつけて均一にニップルを締めていけば、あまり大きく振れずに組み上がります。
あとはセンターを出せばOK。

振れ取り台は持ち合わせていないので、QUARKパスハンターにホイールを装着して、ブレーキシューのあたりでリムのブレを見ながら調整します。

組みあがったのは夕方。丸一日作業でした。
リムテープを装着して、チューブにシッカロールをまぶして、タイヤを装着し、最後にタイヤのロゴに張ってある保護テープを剥がします。

毎回このテープを剥がす時は慎重になります。
で、結果は×


酷い品質ですね。パセラを何十本も使ってきましたが、ロゴが剥がれたことはありませんでした。
このタイヤの製造はパセラと同じパナレーサーOEMだからって品質を落としているんでしょうかね。
ホイール組みは完璧にできたのに…

*** 追記 ***
GRAND BOIS に連絡したところ、
次回ロットに向けて製造元へ改善を要望していただけるとのことです。
*********

あ、前輪用(リカでは後輪)のスポークの長さが思っていたよりも短かったです。
ネットのサイトで長さを算出しましたが、複数のサイトでほぼ同じ長さでしたから、僕のハブの計測がどこか間違っていたのかもしれません。
ニップルの頭から1.5mmくらい奥にひっこんでいます (>_<)


GRAND BOIS cypres は 650X32B 32-584
パセラは 26HEX1.25 32-559

同じくらいの幅だと思っていましたが、GRAND BOIS は結構太いです。実測32mm超。
パセラが29mmなので3mmも太かった(リム幅は24mmです)。
まぁ、いっか。リカンベント用なので。