2009年から始めた海キャンプ。
車で行く贅沢なキャンプに飽きてきた頃、昔のような貧乏くさいキャンプがしたくなって始めました。
自転車にテントと薄手シュラフを括りつけ、着替えと洗面用具は小型ザックに。
コンロ・コッヘル・ランタン あえて持ちません!
食事はテントサイトから自転車でコンビニへ買いに行けばいいし、ビールがあれば幸せになれます。焚き火と波の音は、どんなに洒落たお店にも勝ります。
要は海でビール飲んでテントで泊まる。目的をこれだけに絞ることでとてもシンプルなキャンプになります。
貧乏くさいという原点は、結果、気楽なキャンプとして僕の中に定着しました。
テントサイトはTVドラマでも幾度と無く使われている某所。ロケーションの選択は重要です。
場所は伏せることにします。今回は今までになくテント泊の方が多かったので、これ以上になって欲しくありませんから。
シンプルな装備とはいえテントとシュラフだけで3kgになり、とても国道を快走とは行きません。
のんびり、まったり、な気持ちで、海までのルートは境川CRにしました。
途中の休憩ポイントへ立ち寄ると目に優しい古いロードレーサーが目にとまりました。NISHIKIです。
パーツには経年を感じましたが、フレームはよくメンテされて綺麗な状態でした。特にメッキのクラウンは錆びがなくピカピカ☆
「懐かしい自転車ですね」と声を掛けると、話しが弾みました。
藤沢から大仏トンネルを抜けて鎌倉入り。
荷物を積んだ自転車で走ると、いつもとは違って旅をしている気分になります。
由比ヶ浜へ出ると海岸線の道は今ひとつなので、何時も通り逗子経由です。渚橋でようやく海とご対面。
ここからの海沿いは民家の間を縫う細い道で、海は時折り覗く程度ですが、走っていて楽しいです。
陸自駐屯地を過ぎると程なく目的近くになります。
先日Googleマップで発見したグルグルに立ち寄り、控えめに一周しました。
なんちゃって Round About ラウンダバウト(ランナバウトではありませんでした (^^; )
予定時間より1時間ほど早かったので、脇にあった木陰ベンチでちょっとお昼ね。
今回お誘いにのってくれたのは、ぶとぼそ氏とトリプーさん、そしてゲスト参加のGさん。
ぶとぼそ氏とトリプーさんは仕事が忙しくて夕方着とのこと。Gさんは輪行でM駅で合流しました。
昼食を食べて現地入りです。
集落のはずれから急坂を上り、畑をつっきって小道を押して下るとひっそりした入り江に到着。
今回は我々グループの他に3グループの方達がいました。
幸い芝生の良い場所を確保できたので早々にテントを設営。
一段落して隣の老夫婦組みと話しをしていると、トリプーさんが到着しました。
トリプーさんはテントを張ると早速釣りに出かけます。新鮮なお刺身に期待!
僕とGさんはお風呂へ出かけました。汗を流してさっぱり♪
コンビニで買出ししてテントサイトへ戻るとぶとぼそ氏も到着しており、急いで焚き木を集めてキャンプファイヤ〜!
気の合う友人達と、ビールと、焚き火と。秋の夜長はあっという間に更けていきます。
トリプーさんの差し入れワインのせいか、酔っ払いオヤジになってしまった僕は目がぐるぐる回ってバタンキュー。
朝目が覚めると雨音…
この土日の天気予報では雨の心配はまったくしていなかったので予想外。
外を覗くと東の空は青空もあったし、予報を確認しても晴れだったので、局部的なもののようです。
トリプーさんは再び釣り師となり、Gさんも竿を借りてトライ。
僕は二日酔いを免れたので、のんびり贅沢な朝の時間を過ごします。
ぶとぼそ氏はなかなか起きてきません。
期待した釣りの成果はイマイチのようでしたが、30cm級の生きのいい魚が釣れたそうです。
トゲのある魚なのでそのままリリースしたとのこと。
う〜ん、なかなか新鮮なお刺身にはありつけません (^^;
釣りに満足した頃にぶとぼそ氏も起きだし、仕事が忙しい彼は一足先に引き上げました。
残った僕らも一段落して撤収です。
重たいテントを積んだ自転車を坂の上まで押し上げると一汗かいてしまいました。
広大な畑を抜け現実逃避の海キャンプは終了。また来年。
Gさんは再び輪行で、トリプーさんは軽トラに自転車を積んで帰っていきました。
僕は来た道をちんたらと余韻に浸りながら帰宅しました。