幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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コースデザイン

以前はツーリング志向の雑誌が出版されていましたので、掲載された紀行文や写真を見てイメージを膨らませ「行こう!」というプロセスが多かったです。

今はどうでしょうか。

悲しいかな、雑誌は廃刊となってしまいましたので、他から情報を得たり、自分自身で探すことになります。
インターネットが普及したおかげで家にいながらにしてサイクリングをシミュレーションすることができるようになりました。

自分でコースを探す場合には、トライ&エラーの経験がものを言います。
地形図を見て情景をイメージし、実際に行ってみてイメージ通りか否か。その回数が多いほど失敗のないツーリングができるようになります。
あとは天候を味方につける (^^)


1.Yahoo!地図で大まかに行きたい地方を決めます

インターネットの地図サービスには他にも様々なものがありますが、僕はYahoo!地図が気に入っています。
山の部分が緑色でキレイですし、集落を拡大していくと詳細な道も見て取れます。
ただ、最近はベースのマップが変更になり、情報が少なくなったことと等高線がなくなったことで将来的に心配です。
まだ「前の地図に戻す」というボタンで戻せますが…

写真表示もできますが、これはGoogleマップの方が更新が頻繁なようです。
しかし、Googleマップ(非写真)は山方面が貧弱過ぎて見ていて楽しくありません。


2.国土地理院の地形図でイメージを膨らませます

上りか下りか、街か山か、集落があるかないか、針葉樹か紅葉樹か、等々。情報が満載です。

紙の1/50,000地形図が販売されていますので、これを買ってツーリングへ持参するのはお馴染みですね。
今はインターネットで閲覧できますので購入しなくてもよくなりました。
ただ印刷機能が貧弱なので、僕は TrekkingMapEditor(有償) というソフトで閲覧とプリントをしています。


3.行きたい場所を見つけたらネット上で情報を探します

実際に自転車で走っているブログはとても参考になります。写真やルートマップがあると尚よいですね。
頭の中のイメージだけよりも、写真があることで自分のイメージ通りか否か分かります。


4.更にGoogleマップの3D機能で現地のイメージを確認します

これは素晴らしい機能ですね。写真と地形を合成して立体表示でき、ぐりぐり回せます。
こんなサービスが無償で誰でも使えるようになるなんて若い頃には夢にも思いませんでした。
国土地理院の地形図も3D表示でぐりぐりできますが写真には敵いません。


5.ルートラボでコースマップを作成します

これも素晴らしいサービスです。
わざわざ説明することもありませんね。サイクリストへ浸透しているサービスですから。

ルートを作成したら同行する友達に見てもらいましょう。
走行距離や獲得標高が分かりますので、体力的に問題が無いか、等々。


6.オマケ(Google Earth

Google Earch はインストールして使うアプリケーションソフトです。Googleマップの3Dと似ていますが微妙に違うところがあります。
ルートラボで作成したルートをKML形式のファイルに保存し、Google Earth へ取り込んでみましょう。
自分のルートが3Dでぐりぐりして見れて楽しいです (^^)


7.実走!

はたして自分がイメージした風景がそこにあるのでしょうか、それとも違うイメージの風景か (^^)



サイクリングを始めたばかりの人や、そもそもサイクリングが趣味ではない人に「○○方面へ行ってきました」と言うと、「へ〜、そこはサイクリングのコースなんですか?」と聞かれることがあります。
サイクルツーリングは自分で自由に選んだ場所へ行くものだということを知らないのでしょう。

様々なところへ出かけることで、自分が好きな場所というか雰囲気が分かってきて、それを探しに行ってみる。トライ&エラー。
地形図だけの頃とは違って上記のようなサービスを使うことでエラーの頻度が低くなりました。
自走でも、輪行でも、車載でもいいですから、色んなところへ走りに出かけましょう。
その時には必ず事前に地図を見ること。自分で探して選んだところへ行ってみることが、経験として蓄積されていきますから。