カスタマイズ好きな性格は趣味だけでなく仕事でもフルに発揮しています。
仕事で主に使っているソフトウェアは BricsCAD, Excel, MIFES。
ソフトウェアは道具です。大工さんで例えると鉋(かんな) や鑿(のみ)や金槌のようなもの。
リアルな道具と違うのは自分の使い方に合わせてカスタマイズできるという点です。
ソフトウェアのデフォルト設定に(自分が)慣れるだけでは使いこなしているとは言えません。
やりたいことを素早く実行できるようにするとか、そもそも備わっていない機能を実現するにはカスタマイズが欠かせません。
自分好みの環境は心地いいです。
オーダーメイドの自転車に乗るのが楽しいように、カスタマイズしたソフトを操るのも楽しいものです。
BricsCADはAutoCADの互換ソフトです。設計製図・作図に使うもの。
昔、CADは汎用コンピュータやワークステーションで動作していましたが、パソコン上で動作するようにしたパイオニアがAutoCADです。
ダウンサイジングなんていう言葉が生まれた頃です。
AutoCADのバージョンは EX-II あたりから使い始め、GX-5, R14, 2000, 2005 を使ってきました。
OSは MS-DOS, Windows3.1, Windows95,98,XP,7
一年前、仕事環境が変わったタイミングで、長らく使ってきたAutoCADを改めBricsCADへ移行しました。
BricsCADはAutoCADの互換ソフトウェアです。
AutoCADには愛着がありましたが個人で購入するには高いのです。
カスタマイズ環境も同等ですし、保存ファイルの互換性も保たれていましたので思い切って変えました。
カスタマイズには様々な方法が用意されています。
・メニュー配列の変更
・キーボードショートカット変更
・ファンクションキーへのコマンド割付け
・コマンドの自動実行(スクリプト)
・プログラム
過去にはこれら全てテキストエディタで書かないといけませんでしたが、最近ではずいぶんと敷居が下がりました。
プログラムは相変わらず一文字づつ書かなければいけませんけどね。
以前、どれくらいプログラムを作ったんだろうと思って数えたことがありました。大小ありますが1,000ファイルを越えていました。
カスタマイズは、言葉を変えるとユーザーインターフェースだということも出来ます。
自分の意志をどのようにパソコンへ伝え、作業をさせるか。
昔はキーボード主体だったものが、マウスを使ったGUIになり、劇的に変わりましたね。
GUIにはアップルのMacintoshの功績がありました。マイクロソフトもWindowsで対抗。
ただ、それぞれのGUIには根本的な思想に違いがあって、僕はWindowsの方が優れていると思っています。
それは、GUIをキーボードでも操作できる設計なっているからです。プロが使う道具としてこれはとても重要なことなのです。
マウスでソフトを操作するのは「簡単」ですが、「面倒」で「遅い」のです。
マウスでカーソルをプルダウンメニューまで移動させ、実行したいメニューを見つけてマウスを移動させ、クリック。
移動させてピンポイントでクリックするには細かい操作を強いられます。
GUIをキーボードでも操作できれば、マウスの移動量は少なくてすみます。
キーボードは物体ですので、これを手で操作するのはマウスよりも早くて神経を使いません。
もちろん、どのキーボードを押すかは覚える必要がありますが、仕事として使う場合には習熟すべきことです。
マウスだけで片手で仕事をするか、マウスとキーボードの両手で仕事をするか、後者が優位なのは言うまでもありません。
最近のGUIはキーボードで操作できないものも増えてきましたね。
Googleアプリとか。
[OK]ボタンがエンターキーで実行できなかった時はビックリしました。
パソコンからスマホへ時代は変わってきましたが、スマホの画面操作はそもそも「押したこと」を「結果を目視」して初めて分かります。
これもインターフェースとして良いものではありません。
キーボードなら「押したこと」がその時点で指の感触で分かりますからね。確実です。
でも、今後はキーボードを打てない人が増えるんでしょうね…
さて、今日は三連休の最終日、三日とも天気がよく春爛漫。
僕は一年の締めくくりで“三連休出”です。
でも、仕事させられているのではありませんし、何よりカスタマイズした環境で仕事するのは楽しいのです。
愛用のFILCOテンキーレス
マウスとの距離が近い!