仲間と行く明神峠・三国峠 - 幅員5.5m未満をゆく

先日のハンドメイドバイシクル展でACFのN川さんに「今年の道志は2/4,5ですよ」と言われて5日の予定を空けておきましたが、天気予報では雨マーク。
N川さんとは数年前に巌道峠でお会いしてからの縁。

その時の日記はこちら
http://d.hatena.ne.jp/INTER8/20120212

メールで「4日は三国峠を超えて道志入りします」と届きました。
ということは駿河小山からあの激坂をやるってことか！
駿河小山から明神峠を経て三国峠へ上る道は、激坂の始まりから凡そ5kmで標高差600m、平均勾配11.5%。

首都圏内で知られる激坂には、
和田峠近くにある登里の急坂。ここは僕は上れません。
子ノ権現。ここは勾配は極めてキツイですが短い。

そして今回の明神峠・三国峠。正確には三国峠手前の県境までが激坂です。ここは距離が長い点がキツさの主たる要因です。
通常の峠道では何かしら勾配が緩くなる部分がありますよね。九十九折のカーブの所とか、小さな沢の上の橋とか。ここにはそういった箇所がありません。一本調子の急勾配が続きます。
唯一、下から2kmくらいの所に100mくらい勾配が緩くなった地点があるのみ。11%以上の勾配が数km続くというキツさは半端じゃありません。

数年前に一度上って、一度上ればいいやって思っていましたが、
ここで逃げ腰になる訳にはいきませんから、もちろん同行させていただくことにしました。
先方は駿河小山まで輪行。僕は自走で行きますので、間に合わなかったら先に行ってもらうことにしました。

コース

駿河小山までは60km。N川さんは10時に出発するそうなので、いつもと同じ7時に出発します。遅れた分は上りで頑張ればいいや、という感じでR246をひた走ります。
結果、途中で休憩した時間分だけ遅れてしまいました。

悶々と激坂と格闘します。追いつくまでは2速キープ。
そろそろ1速へ落としたくなった頃、1kmくらいのところで追いつきました。
N川さんとM本さん。

M本さんの愛車がミニベロからランドナーに変わっていました！
小柄な身体に合わせたHEサイズのホイール選択は正解でしょう。
三人ともタイヤはパナレーサーのパセラ。
N川さんは700Cx32C、M本さんは26x1.5HE、僕は26x1.25HE。
そして、期せずして三台の愛車の色がほぼ同じ紺 (^^;

普通の峠だと山の上の方にこれから行く道が見えても、なかなか辿り着けませんよね。
でもここは違います。ぐんぐん高度を稼いで思いのほか早く第一目標の明神峠に着きました。

明神峠はここの尾根を乗っ超えていますが、向こう側とこの尾根一帯は自転車を拒否されている地域です。
かなり前にMTBのサイクリストが事故を起こしたのが原因らしいです。
この道が通れるとツーリングのバラエティが増えるんですけどね。残念です。
高校生時分に一度下ったことはありますが。

昼食はもう少しおあずけにして激坂が終わる県境まで上りました。

ここから三国峠までは尾根をまたいで日影になりますが、展望が変わって西丹沢が一望できるようになります。
そうそう、ACF会長のA川さんはナント犬越路にアタックしているとのこと。しかも本峠の登山道 (@_@)
遠くに見えるV字が犬越路でしょう。「A川さ〜ん」
後でN川さんが電話で確認したところ、この時間には攻略を終えて神流川ヒュッテへ下っていたそうです。恐るべしパワー。とても還暦を過ぎているとは思えません。

三国峠までは路肩に雪が残っていましたが路面には無く安心しました。