幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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四尾連峠と南アの麓集落

久しぶりに車載で山サイへ行ってきました。

四尾連峠(しびれ峠)は甲府の外れ、本栖湖の近くにある小さな四尾連湖のほとりにあります。
峠道は市川三郷から続く尾根づたいにあって、かつてはお馬が通った古道です。
お馬が通った道は比較的勾配が緩く階段がありません。自転車で巡るにはうってつけ。

四尾連湖までは車道で上ります。
途中の集落は朝早いこともあって人陰もなく、畑仕事をする人がちらほら見えるくらい。
湖は少なからず観光化されていますが、ボートやキャンプ場があるくらいで訪れる人も少ないようです。


峠までは細い林道が続いていて勾配もゆるく、のんびり押していけます。


ほどなく四尾連峠。
トレランの人が向かいから登ってきました。
勾配の緩い古道はトレランにもうってつけ。山サイとよく被ります (^^;


山下り用に履き替えてきた1.5in(38mm)幅のタイヤは、コトコトと感触が気持ちいい。
下って直ぐ、道端にある可愛い馬頭観音は僕の一番のお気に入り。頭に毛が生えているのです。

峠道の上部は広葉樹で道もよくしまっていて走り易いです。
いくつか崩れている箇所がありますが、ロープや巻き道が整備されているので不安はありません。

下部は勾配がやや急になり、ガレた道と九十九折でテクニカルになってきます。
もう若くはないので無理をせずに許容範囲内で下りを楽しみました。

 ○●○●

山サイの後は富士川を渡った反対側の山へ入ります。
南アルプスの麓にある集落を横へつたって巡ることにしました。


実は前回訪れた時、情報不足から廃道へ入ってしまい撤退した経緯があります。
今回はリベンジ。
でも、ちょっと胸騒ぎがするのです。
それは、その廃道の入口(隣集落への入口)にゲートがあり、鎌がかけられてあったから。
今回は迂回してその集落へ向うのです。


急勾配を上って一旦尾根上に出て、ダートを下るとその狩宿集落です。
地形図では建物のマークが幾つもありますが、もう殆どが廃墟のようでした。
代わってそこにあったのは何かのリサイクルセンターでした。


手前の集落からの廃道が繋がる道筋に少し進んでみると…、丸鋸がありました。
詮索はやめておきます。私は部外者ですから。

陰鬱な集落の後は明るく開けた仙洞田。
どちらから入るにせよ、山を越えないと行けない集落です。


山の斜面伝いの細い林道をアップダウンしながら集落を巡ります。
下高下、上高下、矢川、赤石温泉、栃窪、平林。


平林地区は甲府からもよく見える場所です。三角状に斜面に開けた集落。丸山林道の入口でもあります。


ここからは少し高原風になり、伊那ヶ湖(池)を抜けて今日最後の集落である高尾へ入ります。
ここは入口は一箇所、集落内をぐるっと一周する道があるので、それを辿ってみました。

入口には道祖神


様々な説がありますが、旅人を受け入れるための物だと思っています。
山奥の集落は近親相姦で血が濃くなってしまいますので、それを回避する目的で旅人を受け入れるという考えです。
まぁ、今では婆ちゃましかいないでしょうけど (^^;

集落の外れに穂見神社があり立派な鳥居と神楽がありました。一見の価値があり。

ここからは一気に甲府盆地へ下ります。
逆コースは嫌だなぁって思いながらぐんぐん下り、平坦を少し橋ってデポ地へと戻りました。

その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/6311638285884219985#
https://goo.gl/photos/W3jJ1n2wo9hVbUhM7

走行距離 70km

07:10 出発
09:19 四尾連峠
11:30 富士川
13:02 仙洞田
16:24 高尾
17:35 帰着