幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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パワーハーネス

ペダルは踏むのではなく回す、ということを言われますが、自転車に乗っている大多数の人は踏んでいますよね。
足をペダルに固定したにせよ、引き上げる力に比べて踏み下ろす力が大きいことは否定できません。
高回転になると、踏んでいるより回している感じにはなりますが、ツーリングではのんびりと低回転で踏むのがごく自然です。

踏む力に対して反作用の力が生まれます。反作用を受け止めることでペダルを踏む力が作用するのです。体重であったり、ハンドルを掴む腕がそうですね。
それをもっと物理的なもので固定することで踏む力の効率を上げることができます。
リカンベントが平地で速いのはこのためです。

パワーハーネス

かつてあまりも効果があり過ぎて競技では使用禁止になった商品がありました。
それを参考にしてツーリングで使えるよう作ったものです。

これ、笑っちゃうくらい効果があります。
信号待ちからスタートしたときなども、今までは立ち漕ぎでぐわしぐわしって踏み込んで巡航速度へ持ち上げますが、これを使うと座ったまま涼しい顔で加速できます。
軽量カーボンロードの加速にもついていけます。

ただし、今までロスしていた力を有効に使っているだけで、自分がもっている以上の力は出ません。力は尽きるということ。
丸一日走ればやっぱり疲れて電池切れになるのは同じです。

そんなに効果があるのに何でいつも使わないかというと、窮屈なんです。
そう、“窮屈”という表現が一番ぴったり。
それは締め付けているからではなく、サドルの上のゆるさがないことからくる窮屈感です。
のんびりできないのです。

ナス還部分のベルトはスルーになっていますので腰は回転させることができます。
立ち漕ぎも問題なくできます。
ただベルトの鉛直方向だけが固定されます(下りで腰を引くことはできません)。
もう一度言います。笑っちゃうくらい効果があります。
でも窮屈 (^^;

明日は久しぶりにこれを装着して走ろうと思います。
最近笑いがないので。 (あ、木曜10:25のNHKは笑ってます)