幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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地蔵峠・開田高原

連休ツーリングの二日目は地蔵峠へ向かいました。
ここは開田高原の玄関口として古くからサイクリストに親しまれています。
僕は初めてですが、butoboso氏によると「以前車キャンプで行ったよ」とのこと。
キャンプは覚えているんですが、地蔵峠はまったく記憶にありません (^^;

前日の鳥居峠と姥神峠に比べてこちらは開放的。
展望を期待して天候の良い二日目に設定しました。

コース
http://yahoo.jp/BtaPok


木曽福島からR361に入ると早速開放的な雰囲気が広がります。
夜お世話になっている日帰り温泉施設を過ぎた頃、バックミラーを見ると後方から自転車のグループが来るのが見えました。

ちらちら確認してもなかなか近づいてきません。
ロードならあっというまに追いつくような速度なんですけどね。
よく見るとフロントバッグが!
やはりサイクリストに馴染み深い峠、ツーリストがいました。

途中、国道脇の集落内の道へ入り逃し、Uターンしていると後続のグループが追いついてきました。
先頭をTOEIランドナー氏、他にクロスバイク数人とロードのお方。二言三言挨拶を交わします。
跡でbutoboso氏と話したんですが、親子三代ツーリングなのかな、と (^^)

脇道は「黒川道祖神群」として親しまれているようです。
そこかしこに道祖神があり、集落と田畑とカーブした道の雰囲気がとてもいい。
写真ばかり撮ってなかなか前に進みません。

ここの道祖神は特徴的で、どれも石で組んだ屋根がついています。


R361と分かれていよいよ地蔵峠の上り。のんびりと高度を稼いで行きます
振り返ると中央アルプスの白い山並み。


途中、大きな滝のところでは外国の方とお喋り。
僕の内装に興味をもったようでした (^^)

細い沢でボトルに水をくみます。
そういえば先日の巌道峠の下りで水をくんだ時に、ボトルの中を覗いたらヤゴが入っていました。
皆さん、水をくんだ後は確認しましょう!

地蔵峠はその名の通りお地蔵さんが佇んでいます。
微笑ましいお顔の表情もいいです。


先ほどは中央アルプス。そしてこちら側には御嶽山。いいロケーションです。


さて、予定していませんでしたが、下りは古道を行くことにしました。
覗いたらとてもいい感じだったので (^^)


車道と交差するところの水場にチョロチョロとドジョウが泳いでいました。


ん、あれ? 足が生えてる。オタマジャクシだぁ。
でも、なんだか長いなぁ… サンショウウオだ!


再び古道へ入って下り、開田高原


昼食はコンロで温めて作る予定でしたが、よさげな蕎麦屋を見たら食べたくなってしまいました。
オートバイと自転車の人には大盛りサービスになっています。
butoboso氏は大盛り三枚、僕は普通に二枚にしておきました。


高原らしい牧場と背景には御嶽山。お腹も気持ちも満たされます。


長いダウンヒルを楽しみ三岳まで下り、オプションコースで才児(さいちご)へ立ち寄りました。
このまま戻るのにはちょっと早い時間でしたので。

思いの他の急坂でじわりじわりと脚にきます。
若い頃と比べて体重が増えて坂に弱くなったbutoboso氏ですが、今までになく快調に上っています。
ここ数ヶ月体調が芳しくなく7kgも減量したとのことで、それが利いているのでしょう (^^)


下りにあった地蔵群。珍しく色が塗られていました。
別の場所では赤く塗られた馬頭観音もありましたので、この地域独特なのでしょうか。


そしてフィナーレには中央アルプスの大展望が待っていました。
下に広がった地形と、奥にででーんと構えるアルプスはダイナミック。


今回もとても楽しく想い出に残るツーリングとなりました。
国道沿いで見ていると、先を急ぐ車や列車に揺られて外を眺める人、信号の少ないワインディングロードを気持ちよさそうに走るオートバイライダー、トラックに身を小さくしながら走るサイクリスト。
移動が目的だったり、スピードが目的ならば国道はベストチョイスですが、その土地や地域を楽しむ旅を求めるなら細い道が楽しいです。印象に残る濃密な一日を過ごせることでしょう。

その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/6280376718187953649#

走行距離 65km

08:24 出発
10:58 地蔵峠
15:56 才児
17:30 帰着