幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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ファストランは一期一会

土曜は夜に用事があったので、軽く逗子方面まで流してきました。

http://yahoo.jp/2Loc4h


自転車の流行は下降気味とはいえ、まだまだ人口は多いと思っています。
特に海方面では主要幹線道路を5分も眺めていれば、数人のサイクリストが行き交います。

R16を横浜方面へ向かうと、鶴ヶ峰の白根交差点からランドナー氏が入ってきました。
信号が青に変わってから追走します。

最近ちらほらとレストアの記事を見るブリジストンDIAMOND。


新しいDIA-COMPEのカンチブレーキ
NITTOのボトルケージ。
BROOKSの革サドルはいい感じに湾曲していました。
DIAMONDの当時の仕様から、オリジナルの雰囲気を維持しつつカスタムされています。

写真の姿からも分かりますが、通勤のようです。
フロントキャリヤには駐輪場の「一時利用」の紙札がホッチキス留めされていました。

通勤の出で立ちとはいえスピードは結構速く、時速30km超で快走していましたので、後方数メートルにつかせてもらいました。
途中、ロードを一人パスして東海道線を超えたところでお別れとなりました。


K21に入って弘明寺を過ぎた辺りで、今度は後方に気配。
チェーンがプーリーを噛む音や、フリーホイールのラチェット音の無い愛車に乗っていると、自分以外の自転車の気配を直ぐに感じることができます。

後ろに付かれることは嫌ではないので、必要な時にはハンドサインを出して走ります。
信号停止では、余裕があるときはペダルを踏むのを止めれば後方の人は分かりますから、あえてハンドサインは出しません。

追い風基調、気持ちのいい速度域。
後方のロード氏は追い抜くことはなく同じペースで進行します。
なんとなく心が通じている感じがわかります。

9kmくらい走った本郷台で、

「今日はどちらまで?」
 「茅ヶ崎へ行く予定です」
「僕は逗子まで」
 「ピスト(固定ギヤ)ですよね」
「いやいや、内装ギヤなんですよ」
 「そうなんですかぁ、剛脚だなぁって思ってたんですよ」

まだ若そうな青年でした。


由比ヶ浜に出たところで、

 「ありがとうございました」
「気をつけて」

挨拶ができる青年っていいですね。
あたりまえのことですが。


友人同士ではお互いを気遣って走りますが、
こうして見知らぬ人と走る時は、相手を意識して(見栄をはって)ハイペースになるものです。

その状態がお互いに合うペースの時、一緒に走ることになりますね。
合わなければ抜かして行くでしょうし。

こういう出会いって、結構好きです。
山でツーリストと出会うのとは違った、ファストランの楽しみの一つです。


走行距離 97km

08:06 出発
14:33 帰宅