幅員5.5m未満をゆく

栗坂峠(笹尾根)パスハンティング

栗坂峠は上野原と奥多摩を隔てる笹尾根上にある寂れた峠です。
直ぐ隣には浅間峠があり、登り下りともこちらの方が多く歩かれていますが、栗坂峠の道は道標の整備は期待できません。

笹尾根に登る峠道はいくつもありますが、自転車を連れて行くとなるとどこもしんどい道程。
地形図で探すと棡原(ゆずりはら)の東に位置する小伏(おぼし)集落から林道が伸びており、笹尾根から伸びる小尾根まで通じています。
これを使ったルートなら自転車を担ぐ時間が少なくてすみそうです。

ちょうど昨年の今ごろ、小伏集落で地元の方とお話しすることができ、曰く、上野原方面から奥多摩へ抜けるのに、小伏から栗原峠へ登る人が多かったそうです。
更に昔の道を辿って峠までの道を確認してきたという、ありがたい情報を得ることができました。

木々の葉が落ちて見通しがよくなり、雪が積もる前のこの時期を待って辿ってみることにしました。


集落の外れから急勾配の林道を押していきます。

しばらく舗装が続くと思ったら民家に出てしまいました。
庭を通るのは躊躇しましたが、地形図でも道は民家前を通っています。
恐縮しながら空身で偵察すると、民家の庭を抜けると林道が続いていました。

伐採地からは上野原方面の眺望が開けています。


この時期らしい富士山も。


林道の終点からはピンクテープを頼りに進み、本来の峠道を探します。


ピンクテープの足元には踏み跡がありますが、地形図と方向が違うので辺りを見回すと右上方に別のピンクテープを見つけました。


棡原方面から登ってくる道があるのですが、始め、間違えてそれを下ってしまいそうになり、思い直して引き返しました。
地形図とルートファインディングで本来の峠道に取り付きます。

この↓テープの場所は、棡原から栗坂峠へ向かう道と、僕が林道から辿った道とのT字路にあります。


杉の植林帯と雑木林が交互に現れ、木々の向こうに笹尾根が見えるようになります。


道が不明瞭なところにはテープがありますので、もしテープが見れなくなった場合はコースを誤ったと思ってください。


道は所々で窪みをもっていて古道の赴きがありますが、雑木林では落ち葉が深く難儀します。


斜面を巻くようになると峠は近いです。


笹が見え始めると峠はすぐそこ。


道標の立つ栗原峠に到着です。
紅葉の雑木林もいいですが、葉が落ちて明るいのも気持ちがいいですね。冬らしい趣。


当初の考えでは笹尾根を三国山まで行き、登里へ下ろうと計画していましたが、既に12時半を過ぎており、アップダウンを経て3km先の三国山まで行くには厳しいと判断しました。

奥多摩側の斜面を巻き気味に緩く下ると浅間峠です。
こちらは人の往来が多いので踏み跡はしっかりしています。太い木の傍らには祠があります。
東屋もありましたが、風もなく明るいのでベンチに座って昼食にしました。


食べ終わる頃に、ガヤガヤと団体ハイカーが到着。
聞くと、日帰りハイクを数回に分けて雲取山まで登るんだそうです。登頂は5月くらいだとか。
一人の女性が「MTBじゃないんですね」と言い、返事をどうしようか一瞬戸惑いましたが、「昔MTBが入ってくる前は皆こんな自転車で山へ入ったんですよ」と応えておきました。

下りは地形図でも分かるように半分くらいは乗車できますが、その後は階段のある急勾配となりズリズリ押して下ることになります。
30分くらいで上川乗へ下り立ちました。


今回、初めての笹尾根で、短いながらも雰囲気を味わうことができました。
情報を集めて乗車区間がそこそこあるようならば、また登ってみようと思います。

深い谷で日陰になった檜原街道を五日市に出て帰途につきました。


その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20151220#

走行距離 116km

06:55 出発
10:45 小伏
12:33 栗坂峠
12:44 浅間峠
13:56 上川乗
17:30 帰宅