自転車ツーリングはスポーツ性と旅要素を併せ持つ独特な世界。
どんなにゆっくりでも丸一日走れば、それなりの疲労感があり運動(スポーツ)になります。
しかし、常に体力に余裕をもって周りの景色を楽しんだり、興味のある建造物を巡ったりと、旅としての要素があります。
その楽しみ方を第三者が思い巡らすことは難しいですから、そこで着る服を商品として作ることは更に難しいでしょうね。
自転車用として多く作られている服はスポーツ用としてのものが殆どで、ツーリング用、あるいはカジュアルな服はごく少数。
必然的に他の業界の服から選ぶことが多くなります。
その筆頭はアウトドア用ですが、実は山系では今は自転車よりも旅要素が低いです。
スポーツを意識した色使いや、機能性を重視するあまり、カジュアルではなくなっています。
ゴルフ用はなかなかイイ線いってると思います。
旅要素はありませんが、カジュアルな服が多く、特のここ数年の若い選手の活躍でデザイン的にもグッド。
年配や体格のよい人も多いので、幅広い体型に合わせて考えられていたり (^^;
最近は関東や関西でツイードランと呼ばれる、古典的な自転車と服を着て集まるイベントがあるようです。
昔は確かにそうした服で自転車に乗っていたんだと思いますが、ごくごく普通に見てあれは「コスプレ」ですよね (^^;
とても実用的とはいい難いです。
丸一日走れそうにありませんし、ツーリング先の風景に馴染むかも怪しい。街中には似合うかもしれません。
カジュアルな服でツーリングにも似合いそうな服を見つけるのは苦労します。
季節の変わりめにメーカーのホームページを確認したり、雑誌の広告を根気見ていると、まれにヒットする製品があります。
試着では自転車の乗車姿勢をとってみて、背中が出ないか、袖は短くないか、脇のフィット感などをチェックします。
そんなこんなで今回購入したのはこちら。ユニクロです。
今年は暖冬でなかなか寒くならないので、これを着るのはもう少し先になりそう。