幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

新大地峠

サイクリストやハイカーにとって林道は馴染み深いものですが、林業の為に作られた道ですので通行には気を遣わなくてはなりません。
大抵の林道はサイクリストやハイカーの通行には寛容ですが、中には厳しいこともあります。

今回訪れた林道は少々厳しく取り締まっているようでした。
行き止まりの工事中箇所が見えたので引き返す時に、ちょうど従事者が車で来たので、お話しを伺おうと会釈した時に注意を受けました。
険悪なムードになりませんでしたが、通行する場合には工事をしていない日にするか、極力短い区間だけにした方がよいでしょう。
尚、交通を規制している区間はトンネルから先です。

http://yahoo.jp/oDlwrV

大地峠は秋山道の大地から山を越えて甲州街道四方津へ至る古道です。
NewCycling誌では何度となく山岳サイクリストのレポートが記載されていましたので、いつかは行こうと思っていた峠でした。
今回、林道の終点付近から登山道へのアプローチが可能な情報を得たので行ってみることにしました。

梅雨が明けてさっそくの猛暑ですが、暑さ寒さに強い身体なのでまだまだ大丈夫です。
津久井からたくさんのアップダウンをこなして秋山道へ入ります。
奥牧野から雛鶴峠まで2/3くらいの地点で林道の入口。
本来の大地峠道は大地集落からなので、この付近から伸びる林道を行くのが正でしょうが、勾配が急であることが想像できたので、新しく出来た方の林道から入ることにしました。

暑さには強いですが水分補給はしっかりとります。
バックパックで背負うことを嫌うツーリストが多いですが、僕はハイドレーションを背負う派です。
背中に汗をかくという理由が否定派の意見ですが、真夏の日差しを背中に直接受ける方が暑いと思うんですよね (^^;
実際、バックパックがない腰辺りがジリジリと暑かったです。
林道沿いには水場が数箇所ありましたので、補給には困らないでしょう。

林道はトンネル付近でピークを向かえ、若干下って金山峠からの尾根を回り込んでから一旦上りになります。
四方津への登山道と交差するところから再び下りになります。
下りきって行き止まりまで行ってしまうと登山道とは方角がずれてしまいますので、林道沿いにある登山道への上り口を見つけたらそこで林道走行はお終いにすると良いでしょう。
登山道へ入った地点で昼食と大休止にしました。

登山道は古くから踏まれた道で踏み後はしっかりしています。
夏ですがヤブっぽい箇所もなく迷うような箇所もありませんでした。


途中にある石仏は頭頂部が欠けてしまっていましたが、たぶん馬頭観音でしょう。
道は勾配も緩く階段は皆無。お馬が登った道であることが分かります。
ただ、疑問に思ったのは、大地峠から大地集落への下るには相当な急斜面なこと。
もしかすると、大地ではなく金山峠から牧野方面へ抜けるのに使われた道なのかもしれません。

下りついた川合集落は、猿橋から続く相模川桂川)右岸に点在する集落の一つ。
お気に入りのコースでもあるのでよく通る場所です。

まだ暑い時間帯なのでゆっくり休憩したかったのですが、東の空を見ると暗くなりつつありゴロゴロと時おり雷も聞こえてきました。
しかたなく逃げるように帰途につきました。

さて、R20の帰途といえばお決まりのバトル区間。相模湖ICからのちょっとした上りです。
今回は若い集団が相手です。聞くと都内にある高校の自転車部とのこと。この日は河口湖方面から笹子峠を越えて来たそうです。
信号手前の渋滞で少し先行できたのでそのまま逃げます。
前回は途中の勾配が緩くなる区間で追いつかれましたが、今回はそのまま逃げ切れました。
でも、下りになって直ぐに追抜かれましたけどね。
ここで脚を使い切ってしまったので、その後の雨雲とのバトルはかなりキツかったです (^^;

その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/201572106#

走行距離 123km

07:10 出発
10:37 林道入口
11:40 大地峠トンネル
12:09 登山道入口
13:40 川合
18:05 帰宅