ツーリングの後半になってくると主だった道にサイクリストが集まってきます。
坂の手前の信号待ちではダンゴ状態になったり。
日曜の帰りもそんな状況でした。
僕はレーサーではないので普通ならばロードの人達に敵うことはありません。
でも、そこは勝負の常。力の差が僅かな場合は戦法やペース配分で勝敗はひっくりかえるのです。
午後の16時くらいに都心までまだ2時間はあろうかという地点。
そんな場所を走っているサイクリストは皆ある程度の疲労が溜まってきています。
元気がいい人は、数名で走っていて先頭についているような人。
力の弱い人に合わせて走ってきているから余裕があるのです。
さて、僕はというと、パスハンで自転車脚を休めて山脚になっていたので、そこそこ余裕があります。
そしてその時点までにウォーミングアップを済ませ、サードウィンドが吹き始めてきています。
あとは地の利と、年に十数回は走っている坂。使うギヤと力の配分はバッチリ熟知しています。
ここは勝算ありと判断しました。
中央高速相模湖IC前の信号で止まると、後に数名の気配。
もちろん先方はツーリストなんて眼中にありませんから油断しています。
ゆっくりと上り始めますが序所にペースアップ。
勾配は緩めなのでシッティングです。
中盤で若干勾配が増す地点でも気を緩めず。
次第に酸欠になり、使っていない腕が痺れ始めます。
後の気配は10mほど離れて一人ついてきています。
ロードに乗っている以上、ツーリストなんかに負ける訳にはいかない、との思いは必然でしょう。
勾配が緩くなっても気を抜かずにシフトアップでこらえます。
が、しかしピークの手前で追いつかれてしまいました。
ふーっ、引き分けってことでプチバトル終了。
非力な自転車でロードに挑むのは楽しいものです♪