幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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五日市から棡原

今回は距離は短めにして、小粒な細い道を選んで走ってみました。

http://yahoo.jp/yEOn9V

町田街道をファストランして霊園を越えてから細道に入ります。
大通りに並んでいる道は古道であることが多く傍らには石碑もちらほら見受けられます。
車の為の道よりも、人や馬が通ることで自然に出来てきた道の方に興味があります。


五日市に入ってからも車を避けると、そこはかつての裏街道だったりします。
秋川の左岸は日当たりもよく車はゼロ。自転車天国です。


細道が行き詰って檜原で車道へ出ると獅子舞の山車に出会いました。
さて、どんな笛の音かと耳を傾けると。なんと地元長津田と同じ!
中学生の時に僕も笛を吹いていたので聞き分けられるのです。
もちろん地域によって微妙にアレンジされていますが、同じものでした。

僕の地域の神奈川では祭囃子の伝承は大山詣でに順ずるものだと思ってきました。
大山詣では大山街道(現R246)を代表に、周辺各地に大山道として存在していました。
湘南地方はもちろん、大山が隠れて見えない藤野や上野原にも大山詣でがあったのです。
でも山を大きく隔てた檜原から大山詣でがあったのでしょうか…


甲武トンネルを越えて東屋で昼食です。
今日はロールキャベツとウィンナー焼き。ちょっとキャベツが硬めでした (-.-)
BULINは絶好調です!


棡原(ゆづりはら)へ下って古道探索。
大垣外まで鶴川右岸に道がついているのです。
地形図を確認して細道へ分け入ると予想に反して舗装されていました。
途中に馬頭観音もあり集落には大きな石碑群もありました。かつて川上の西原から上野原へ出るにこの道が使われていたのでしょうね。


左岸で棡原へ引き返し小伏(こぼし)へ向かいます。
ここは峠状のところに集落がある好きな場所。
ちょうど地元のお年寄りが集まっていたので話しに加わりました。
浅間峠への道を聞きたかったのです。

現在の地形図では棡原からの最短ルートで浅間峠への道がつけられています。
しかし古い地形図ではそこに道はなく、小伏付近から登る道になっているのです。
「峠の向こうへ」によるとその道は栗坂の尾根と言うらしく峠の名は栗坂峠とのこと。
浅間峠と栗坂峠はほぼ同じ場所にありますが、登る道によって峠の呼び名も違っていたのでしょうか。

お年寄りの話しではそこから林道が支尾根までついていて、そこから緩く登って峠までいけるとのこと。
よし! 春先までには登ってみようと思います。


山肌をアップダウンして境川流域へ下ります。
お気に入りの道標はまだ健在でしたが、だいぶくたびれていました。

さて、皆さん。この道標どこにあるかご存知ですか? (^^)

新たにもう一つ発見しました。


途中一山越えて藤野へ向かう道へ入りますが、藤野の手前で左へ分かれて吉野へ。
ここで気になるトンネルを発見。
川沿いにあるようなのですが取水口でしょうか。それにしては大きいですね。


吉野でR20に出ると今度は昔懐かしいCVCCシビック


時間に余裕があったので最後にもう一丁。
先日の今昔マップで発見した旧々道志橋の探索です。
三ヶ木集落から入っていきます。
入口には石碑もあり、急坂を下っていくと九十九折となり廃家が数軒。

右手の土手を見ると玉石が。ここまで水があったということ???


そししてもう一つ石碑。


しかしこの先で唐突に道はなくなりました。

まぁ、昔の道はこのダム湖の下ですからね。かつての橋脚を見れるはずもありませんし。
でもなんだか腑に落ちません。
次回は対岸も探索してみます。


その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20150314#

走行距離 135km

07:08 出発
09:55 五日市
11:42 甲武トンネル
13:40 小伏
18:20 帰宅