幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

立体裁断

先日購入したrinprojectのウィンドブレーカー。
カーキ色はとても気に入りましたが、裾が若干広がり気味でした。
エストバッグを装着すると生地が少し弛み気味。


衣類に手を加えるときは縫い目部分が多いので、脇を少し詰めようと思い考え始めました。
裾にゴムを入れることも考えましたが、着て前傾姿勢をとってみると裾部分はそれほど余っていません。
脇よりもお尻部分の生地が余っているようです。

なるほど、前傾することで裾全体が若干引っ張られて余裕が無くなりますが、後方のお尻部分は逆に緩くなるようです。
ふむふむ。

幸いこのウィンドブレーカーには後ポケットがついています。
その縫い目を利用して腰からお尻にかけてカーブを描くことにしました。

写真のブルーの部分にマチを入れます。
マチを入れるというのは、その部分を摘んで縫うことです。


こうすることで膨らみを持たせることができ、腰からお尻にかけてフィットするようになります。
ますますこのウィンドブレーカーがお気に入りとなりました (^^)


このように身体の曲面にあわせるような作りを立体裁断といいます。
伸縮性のない生地を使った衣類の場合、直立“きをつけ”の姿勢はいいのですが、手を上に上げたり前に伸ばしたり、前かがみになったりすると生地がつれて窮屈になります。
シワも寄って衣服としてのデザインも損なわれてしまいます。

この腕のカーブを見てください。
素晴らしい裁断だと思いませんか?
やるな、rinproject!


運動をする場合には伸縮性のある生地を使うことで、運動性を妨げることが少なくなります。
しかしもっと言うと、伸縮性のある生地で立体裁断にすることが最も効果的。
そのスポーツにおけるデフォルトの姿勢で立体裁断でつくり、その体制からの動作に追従する伸縮性。

始めての立体裁断の衣類はこれだったと思います。もう30年くらい前の製品。
“きをつけ”の姿勢だとストレスを感じるのです。
これを着ると自然に前傾して腕を前に出してしまいます (^^;

パールイズミ ボンディングジャケット


今でこそ自転車用のアパレルは数多くありますが、当時の日本における自転車用ウェアはパールイズミしかなかったと思います。
しかもこのとき既に立体裁断で作り上げ、とてもリーズナブルに提供していました。
昨今、舶来品に比べてデザイン的に敬遠する人もいますが、スポーツウェアとしての機能は一級品です。