幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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衣服内気候

下着

スポーツにおいてアンダーウェアが重要な役割りを果たしていることはご承知の通り。
汗を吸い取って如何に早く乾燥するか。綿のように乾きにくい生地は極限状態では命取りになります。
そこまでの状態では無いにしろ、濡れたまま体温を奪われ続けると運動能力が低下しますし、冷たいし寒いし不快だし。

乾きの早い化学繊維のアンダーウェアがスポーツでは基本ですが、最近ではウールが見直されていますね。
汗で濡れた状態でも冷たさを感じくいのが特徴です。mont-bellのメリノウールはその代表格。

僕もこのメリノウールのアンダーシャツを愛用していますが、自転車の発汗の多さにはオーバーフローするようです。
峠に上りついて休憩すると、身体が冷えたところへ汗を吸ったシャツの冷たさがヒンヤリ (>_<)

そこで考え付いたのは、網(メッシュ)シャツを一番内側に着るのはどうかな、と。

濡れたアンダーシャツが肌に密着することで冷たさを感じるわけですから、密着しないように網シャツを中に着ればイケるんじゃない? という発想です。

奥多摩の踊平、綱子、風張峠、三度の網シャツ使用での感想は、すこぶるいいです!
風張峠の上りが発汗量は一番多くビッショリになったのですが、首元を開けて冷気を入れない限りは汗冷えやベタつき感はありませんでした。

デメリットは乾燥状態での保温性が落ちることです。
朝一番で着替える時、メリノウールのアンダーシャツを着ると暖かさを直ぐに感じますが、網シャツを直に着た場合はそれがありません。
走行中はというと、身体が温まって網の間にデッドエアが溜まり暖かく感じます。

もし夏用に網シャツをお持ちなら是非試してみてください。


◆ 防風

旧来のペラペラなウィンドブレーカーや、最近ではジ伸縮素材にウィンドレーク機能を持たせたウィンドブレークジャージというのももありますね。それとレインウェアで兼用することもあります。

僕はこの3タイプの中では冒頭のウィンドブレーカーを愛用しています。

奥多摩の踊平へ行った時はレインウェアを着たんですが、蒸れが凄かった。中のフリースの表面も濡れてしまったし、レインウェアの内側もビッショリ。もちろん透湿素材です。
透湿性にも優劣があるようですが、雨を通さない生地での蒸れは致し方ないようです。

ウィンドブレークジャケットはインナーの上に直接着ることを想定しているものが多いです。
要するに中間着に防風性を持たせたというもの。ペラペラなウィンドブレーカーを省けることと、身体にフィットすること、風によるバタつきが無いことがメリットですね。
保温性は薄手のフリースほどもはありませんので、寒い場合は無理やり薄手のフリースを内側に着るしかありません。
あと、重量が重め。

ウィンドブレーカーはというと、結構快適♪
mont-bellのリフレックウィンドバイカーという製品を使っていますが、レインウェアのように蒸れて内側が濡れることは今まで一度もありません。
風張峠の上りでインナーがビッショリになっても、ウィンドブレーカーのところでは飽和状態にならずに蒸気を排出しているということです。
前ジッパーを開けるだけで常時着たままでいられます。背中と脇の下のメッシュが上手く機能しているのでしょうね。


◆ 首元

街中でのカジュアルなものも含めると、スカーフ、マフラー、ネックウォーマー、鼻まで覆うマスク、とかもありますね。
スポーツ全般ではネックウォーマーが一番多いでしょうか。

僕はネックウォーマーってあまり好きではないんです。首にフィットしませんよね。
だぼだぼでスースーします。端を絞るようになっている製品もありますが、肝心の首元は隙間が開いてしまいます。
スポーツウェアって身体にフィットしていてスマートなんですが、首元だけだぼだぼはアンマッチに思うんです。

お勧めはスカーフ。と言いたいところですが、ちょっと大き過ぎるので僕はポケットチーフを巻いています。
首元にキュっと結ぶだけで冷気が遮断されます。熱い時は外してポケットに仕舞えるサイズですし。

え、スカーフなんて自転車にあうの? と思うでしょう。
イギリスの個性的なアパレルメーカー Rapha にもラインナップされていたことがあるんですよ。
ロードはもちろん、ツーリングスタイルにも合わせられます。皆さんもいかが?