幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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現代版 TAボトルケージ

古道の峠道を担ぎ上げることがあるパスハンターでは、ハンドルバーにボトルを装備することが好まれていました。
その方がフレームを肩に担ぐのに邪魔にならないからです。

ハンドルバーに取り付けるタイプのボトルケージで、僕の一番のお気に入りだったのがTA。
フレームのダウンチューブに取り付ける場合と違って、若干前下がりにセットするのが一般的です。
その時にTAは素晴らしく美しい形になるのです。
30年ほど前に使っていましたが、錆ついてしまってその後の行方は分からなくなってしまいました。

     ○●○●


息子用の自転車のブルホーンバーにボトルケージを装着したいと思いましたが、さすがにかつてのTAはもう手に入りません。

探すこと数日…
なんとレプリカと思われるボトルケージを見つけたのです。

最初のネットショップは売り切れ。
二つ、三つ、と辿るうちに在庫のあるショップがありました。
しかも格安! 迷わず注文しました。


素晴らしい!
本家TAを忠実にコピーしています。

既にTAは廃盤となっていますから、レプリカに対して悪いイメージはありません。
それよりも良い点が目につきます。

まずは材質。
前述の通りTAは錆てしまいましたが、こちらはステンレスです。
錆び憎いのは言うまでもなく、塗装やメッキ処理していないステンレス独特の鈍い光加減がいいです。

そしてブラケット。
TAはバンド式でボルトナットで固定するものでした。
こちらはアルミのバンドをイモネジで固定する仕様です。
若干バンドが厚いですが、それでも細心の気遣いが感じられます。

昨今、製品本体は格好よくデザインされていても、ブラケットに気を遣わないものが多いです。
そんな中、この製品のブラケットはとてもよくデザインされています。
クランプ径は22.2mmです。

Electra Ticino SS Handlebar-Mount Bottle Cage & Clamps

TAの文字が…