幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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つくば

ゴールデンウィークのトリップ二日目はパスハンの師匠Sさんに会いに。
相模原での長い単身赴任生活を終えて地元の筑波へ帰ったので、久しぶりに一緒に走ろうということになったのです。

Sさんと初めて会ったのは数年前、SNSの集まりで多摩丘陵の鑓水周辺を走った時でした。
MTBが多い仲間達の中の一台が、古きよき時代のALPSパスハンターだったので自然に近づいていきました。

以後年に数回のペースでご一緒させて頂くようになりました。
僕がコースを選んで走ることもあれば、Sさんがコースを選んだり。
小粒な峠でのパスハンティングが多かったですが、山道を押し歩きながら、あるいは峠で休憩しながあら、昔のお話しを聞くのが楽しみでした。

10年の歳の差がありますので、僕が自転車ツーリングにのめり込んで行った時分に、憧れ、追いかけていたサイクリスト達のこともよくご存知なのです。
最近になってツーリング先でお会いした他の大先輩達のことも、Sさんはよく知っていて、そんな方達の裏話をしてもらったり。
自転車のことはもちろんですが、他に山や自然、古民家、石碑などの考察も深く、ツーリストとしての経験と知識の広さに脱帽します。


前置きが長くなりましたが、そんなSさんにつくばをご案内頂くことになったのです。
車で向かうことを伝えると「常陸風土記の丘がいいよ」ということで、そこで待ち合わせました。

最近しばしばサイスタでも登場している40年前に乗っていたという黄緑色のALPSランドナーで登場です。
元々は42Bの太いタイヤだったのですが、経年劣化で先日オシャカになったとのことで、少し細いタイヤ。

まずは山方面へ向かって田んぼの中の直線路を走ります。
前日の奥久慈でたくさんの田んぼを見てきましたが、ぶとぼそ氏曰く「俺はこういうまっ平らの田んぼが大好きなんだ」と。かなり喜んでいました。

山へ入ってからは勾配がきつくなったので押し歩きです。
つきることのないお喋りを楽しみながらだと疲れもあまり感じません。

竹やぶを過ぎるとユートピアというレジャー施設に行き着き、その隣にある西光院を案内して頂きました。
清水寺の縮小版といったらお叱りを受けそうですが、結構立派な足組みですね。

眼下の眺めもよく、しばし景色を楽しみます。
「展望台ではありません」とは書かれていましたが、どうしても本堂にお尻を向けてしまいます (^^;

その後、きのこ山方面へ上りだすと雨がザーザー降りになってしまい、止む無く予定を変更して戻ることになりました。
雨は降ったり止んだりを繰り返し、その度に雨宿りをしつつ、途中の屋根つきバス停で昼食にしました。

せっかくのツーリングが雨で台無しになってしまいましたが、少しでも一緒に走れたことでそこそこの満足感はありました。
Sさん、雨予報だったのにご一緒してくれてありがとうございました。