幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

桧原村-風張峠-鶴峠-棡原

山の世界では長距離を歩く場合、縦走とかロングトレイルという言葉がありますね。
縦走は山の尾根伝いに歩くこと。ロングトレイル山麓を指します。
自転車の場合ロングライドという言葉はありますが、こちらは走ることだけを指していて、場所は表していません。

今日は車が極端に少ない地域の農村を走ってきました。
ロング農村ツーリングとでも言いましょうか (^^;

五日市までは頭の中で鋸山林道へ行こうと思っていました。
でも、ふと考え、風張林道もいいなぁ。過去に一度しか上っていないし。
鋸山林道で大ダワを超えると奥多摩駅付近に降り立つので、青梅を回って帰るだけ。
風張林道なら上り詰めて小河内ダムへ下れば、鶴峠を越えて西原・棡原へ抜けられます。
よし、決まり!

風張林道。
ロードでトレーニングする人の間では激坂で知られているようですが、ツーリストにはあまり知られていないのではないでしょうか。
僕も数年前に知った道です。
なぜならば、この林道は地図に載っていないのです。
国土地理院の地形図、Yahoo地図、GoogleMap、どれにも記載されていません。
もちろんルートラボにもありませんから、自分で見当をつけてトレースするしかありません。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=9255fba27191fe288191c38d396526f7


五日市から桧原村へ入り、日本らしいほのぼのした農村地帯をゆっくり進んでいきます。
途中、中学生の部活らしき10人くらいとすれ違いましたが、この時後ろをMTBで引率する先生が僕にペコリと挨拶してくれました。僕も会釈して答えます。

もしや…
かつてNewCycling誌でパスハンティングの記事を多く寄稿していたあの方では?
桧原村で教師をしているとか、バレー部の顧問(?)をしているとか。
NC誌の写真ではいつもハンチング帽に表情が隠れていたし、面識もないので判断できません。
まってくもって勝手な思い込みですが、ひと時、妄想させて頂きました。

桧原村の最奥のバス停がある藤倉から先、いよいよ激坂が始まります。
でも風張林道はまだ先です。「きのこセンター」のある倉掛が最後の集落。そこからが風張林道になります。

15%くらいの勾配を喘ぎなら上っていると高度間満点のビューポイントがいくつも表れます。
谷をはさんだ向こうに集落が点在し、空を飛んでいるような感覚になります。

「きのこセンター」のある倉掛集落に着くと、かなりお歳をめしたお婆さんに会いました。
年輪のように歳を重ねた表情は90歳くらいでしょうか。
とっても元気で道路に落ちた杉の枝を拾い集めていました。
「こんにちは〜」と挨拶して近寄ると、愛想よくお話ししてくれました。

猪や鹿は昔にくらべると集落に出没することが多くなったそうです。
人が少なくなったことと、植林したことで山に食べ物がなくなったからだろう、と言っていました。
「日当たりはいいし、災害なんて考えられないし、いいところだよ」
「空き家がたくさんあるから、使っていいよ!」

そこから先は少し勾配が緩くなりますが、激坂には変わりありません。ローオンリー。
道が尾根筋を行くようになると伐採地があり展望が開けます。
浅間嶺が眼下となり、丹沢方面がよく見えました。三峰のポコっとした山容も。残念ながら富士山はガスった大気に隠れてしまったようです。

ピークの手前の日陰区間は幅の広いボブスレーコースになっていました。
雨が降ったのでしょう。ツルッツル。
路肩の雪が残っている所を押していくと、なんと車が。立ち往生です。
二人の男性が困った顔をしていました。融雪剤を撒いていますが厚い氷が解けることはないでしょう。
JAFを呼んだそうですが、ウインチで引っ張りあげるしかないでしょうね。

ピークで奥多摩周遊道路と合流します。風張峠。
小広くなっているので昼食にしました。

周遊道路も久しぶりです。
豪快にダム湖までくだり、左折して今度は鶴峠へ上り返しました。
なんとか日暮れ前に上野原に付き、2時間半のファストランで帰宅しました。

写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20140201#

走行距離 163km

06:55 出発
09:35 五日市
11:08 藤倉
12:47 風張峠
14:38 鶴峠
16:30 上野原
19:20 帰宅