幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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秋の綱子

相模湖ICを過ぎて左折すると、それまでの車から追われるような道から一変し、タイヤの走行音しか聞こえないような静かな道になります。
日陰には今朝の寒さで霜が降りたのでしょう。まだところどころ路面が湿っています。
レーニングに励むロードの人達が、見えたかと思うとあっというまに後方へ過ぎ去っていきます。






景色を見たり撮ったり、周囲の民家の様子や、降り注ぐ光とが作る自然の芸術を感じたり。
奥牧野へ通じる葛原一帯には僕の視点とは違った大きな芸術作品が道端に見られます。こういうのって理解しようと思ってはいけないんでしょうね。感じる。ということなのでしょう。
僕は僕の感じることに集中します。


奥牧野から綱子へ入るところにある前川橋。この季節のお昼には橋の半分が日陰で、例によって霜解けで湿っていて、もう半分はぽかぽかな日が差し込んでいます。木のつり橋の影とのコントラストが美しい。


今日の昼食のメインは焼き鳥。でもいつものものではありません。珍しくコンビニで手作りの焼き鳥があったので(しかも塩)即購入。予想通り美味しかったです(写真撮り忘れました)。


お気に入りの前川橋でのんびりした時間を過ごしてから、綱子へ向けてゆっくり歩き始めます。
しばらくは渓谷沿いの切り立った細い道が続き、落ち葉の下に隠れる尖った岩を避けながら進みます。
時おり表われる、ぱっと鮮やかなモミジにカメラを向け、なかなか綱子が近づいてきません。






ようやく着いた綱子集落はいつもの通りひっそりとした時間の流れ。
中心部にある民家のモミジは半分が枝打ちされてしまい、葉も半分以上が落ちていて期待はずれでした。
でも、天神トンネルへの上り口にある二体のお地蔵さん脇に小さなイチョウがあり、これはいい感じの絵になっていました。お地蔵さんもご満悦のことでしょう。


旧道を押して歩いて菅井へ上り、神社裏で小休止。日の当たる道端に腰掛けてチョコレートとかじりつつ、周囲に耳を傾けます。
上から降りてきたお爺さんに声をかけられ、「MTBですか?」。否定するのも面倒なので適当に話しをあわせて起きます。
巌道峠から続く尾根伝いにここまでくるMTBの人もよく見かけるのでしょうね。






冬の夕暮れは本当に早いです。うかうかしているともう山の陰に日が隠れそう。
道志みちに出るまではもうしばらくのんびりできる道が続きます。日陰と日向を交互に感じながら伏馬田を下り、上り返すと現実の世界。道志みちをダーっと、帰途につきました。


走行距離:100kmちょい


その他の写真
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