以前、子ノ権現から尾根伝いに竹寺まで行った時、途中に豆口峠というのがあり、峠道を少し覗いたら踏み跡がしっかりしていたので、何時か登ってみようと思っていました。
先日決行したのですが、途中雨で引き返すことになってしまい、今回はリベンジ。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=35500c8b1e4633c796ab83ad40a13322
まずは岩熊街道を通って山王峠を越え、子ノ権現へ続く道に入ります。
天気予報とは裏腹に空は暑い雲。もやって視界も悪いです。今にも雨が降り出しそう。
豆口峠への登りは子ノ権現側から取り付きます。
分岐には小さな木の道標があるので、子ノ権現へ行ったことのある人は目にしている人もいるのではないでしょうか。
登山道の取り付きは不明瞭でしたが、空身で偵察するとはっきりした踏み跡が続いていました。
改めて取り付き部分を確かめると折れた道標が置いてありました。
よく手入れされた植林帯は薄暗くモヤも手伝って幻想的な空間でした。
セミもないておらず、足に付けた熊避けの鈴の音だけが響いています。
標高差にして100mちょっと。15分くらいの道のりですが、峠道らしい佇まいを楽しめました。
豆口峠はかつて「神送り場」の役割りを持っていたそうです。
上の写真の右側にある三角屋根が「神送り場」を行った跡です。
ここからは以前と同じように尾根伝いに竹寺へ下りました。
竹寺はこの周辺一帯を指すようですが、一番上にある神社は牛頭観音を奉っているそうです。立派な萱葺屋根の造り。
程なくして雨が降ってきてしまいました。本降り。
昼寝もしたかったので丁度いいです。神社の軒下で一時間ほど気持ちよく眠りました。
13:30くらいに雨が止み、空も明るくなってきたので下山。
一旦下ってから林道を通って名栗へ抜けた頃には今日始めての青空。路面が乾いているところを見ると雨は山の上だけだったのかも。
小沢峠の上りでは何か視線を感じ、振り向くとカモシカの親子がこちらを興味深げに覗いていました。
つぶらな瞳には恐怖心は伺えず、ガードレールを隔てた3mくらいの至近距離でしばらく見詰め合っていました。
カメラのレンズがくもってしまったので写真は撮れませんでした。
カモシカはもっと山深い地域に生息しているものと思っていましたが、名栗周辺にもいるんですね。
その後は向かい風と戦いながら家路につきました。
走行距離:130.5km
06:42 出発
11:26 豆口峠
11:56〜13:35 竹寺
18:20 帰宅