奥武蔵を何度か走ったことがある人ならば、このユガテという地名を目にしたことがあるでしょう。
聞きなれない名前は一度で記憶に残ります。
ここにもユガテ。そしてこっちにもユガテ。え、またユガテ?
全ての道はユガテに通ず。ということなのか???
あちこちの道標にユガテが登場するのです。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=527f75602cf32a8535eb8d065e878c9
最近体重が増えつつあるのでガッツリ走りたい。
でも天気予報は午後から傘マーク。これでは高い峠には行けそうにありません。
梅雨前線によるものなので、ならば北へ向かえばいいだろうということで、前々から気になっていたユガテへ行ってみることにしました。
オマケとして鎌北湖周辺の散策も加えました。
青看板の鎌北湖入り口ではなく、少し手前の細い田舎道から行くことにします。
通りから隔たれた地域は、予想通り静かな風景が広がっていました。
5万図では実線の道だったのですが、最後の民家から先は細い山道になってしまいました。
しかし踏み後ははっきりしていましたし、所々草を払った後もあったので不安なく進めました。
行き着いた民家の前に馬頭観音があり、ちょうど民家の主が出てきたのでお話しを伺いました。
このまま山道を行けるとのことでしたが、今日はラグソールのシューズではなかったので遠慮し、舗装路で向かうことにしました。
小さな峠状の地には地蔵尊があり石碑も幾つか置かれていました。どうやら辿っていた道は古道だったようです。
鎌北湖は実は二度目。昔ぶとぼそ氏と来たことがあります。
山サイ研の集会があって来たんです。
記憶が薄れていて鎌北湖自体はまったく覚えていませんでした。
その時は確か集会を終えてから山道をグリーンラインへ登りましたが、その記憶も薄い。
確か、山道の入り口にあった石碑の前に自転車を置いた写真があったと思うのですが、その写真の記憶しかありません。
もっと写真や文章に残しておけばよかったです。
さて、鎌北湖から上っていよいよユガテです。
グリーンラインの脇にユガテの標識もありますので、目にした人も多いでしょう。
よくしまったダートを進むと、オートバイ、車の進入を禁止する看板が幾つもありました。静かに暮らしたいのでしょうね。
植林帯を抜けて明るくなった眼下に集落と畑が広がっていました。
小広い台地上の土地に畑があり、南斜面に民家が数軒。
下って行く途中、しばし足が止まりました。先の看板もあったし、自転車を持ち込んで怪訝な顔をされないだろうか…
しかし、ここまで来て引き返したら後悔します。意を決して押して下りました。
すると畑の主から元気よく「こんにちは」と。よかったぁ。
桃源郷とまではいきませんが、それに近い雰囲気のある山間の集落です。
下界からも上のグリーンラインからも隔てられ、昔ながらの畑を耕して暮らしているようです。
行きは好調だった脚も帰りには力を無くしてマッタリペース。
今日はなんとか雨には降られずにすみました。
その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20120610
走行距離: 142.35km
08:00 出発
11:58 鎌北湖
13:00 ユガテ
17:20 帰宅