今日は朝から快晴でしたが空気はヒンヤリしてウェアに悩みましたが、薄手フリースとニッカーで正解でした。
あまり特筆するようなこともないので、馬頭観音(ばとうかんのん)のお話しを少し。
道端に時々見かけるあれです。石碑の類です。
馬頭観音は本来宗教的なものであったようですが、実際には馬の供養塔として祭られているものが多いそうです。
頭に馬を乗せた一般的なもの(鬼無里)
馬と文字の組み合わせ(鬼無里)
馬の頭にふさふさの毛が生えている可愛らしいもの(四尾連峠)
今みたいに自動車が一般的でなかった時代は、物資を運ぶのはもっぱら馬が担っていました。
僕は実際に見たことはありませんが、山道で牛を連れ歩いているのを幼い頃に見た記憶があります。ちなみに牛頭観音や羊頭観音というのもあります。
我が家で飼い、毎日を共に過ごした馬が亡くなることは、とても辛いことだと思います。
重い荷物を背負わせて山道を行き、峠を越え、また荷物を背負って帰途につく。
そんな繰り返しの日常で馬との間に信頼関係が生まれ、愛情も芽生えたものと察します。
重い荷物を背負わせてすまなかったね、という気持ちは多々あったことでしょうね。
今日見かけた馬頭観音にはニンジンが添えられていました。まだ馬を思う気持ちが続いているのでしょう。
お爺さんお婆さんの時代は、まだ馬が活躍していた証です。そして自分が亡くなったおりにはお墓の傍らに馬頭観音を移すのかもしれません。
ルート
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=f6bda1b51c8b29e6844f747c35fbb6a
写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20120513
走行距離:150.78km
07:55 出発
11:44 雛鶴峠
14:38 道坂峠
18:25 帰宅