【一日目(4/30)】
「きなさ」
このなんとも言えぬ響きに導かれ、眺望を楽しみに訪れた去年。思いもよらぬ黄砂に視界が邪魔されてアルプスは見る影もありませんでした。
そして再訪の今年。今度は雲に邪魔されて落ち着かないツーリングとなってしまいました。相性が悪いんでしょうかね。
とはいえ、眺望にとどまらず良い農村風景の広がる地域。田園の広がる地帯から、高みの山村と微かに望む北アルプス。信州ならではのツーリングです。
幼なじみのぶとぼそ氏と共にたっぷりと時間をかけて巡ってきました。
ルート
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=40e8a3a53cbacbf7bf924bd3cad4842
午前中は高台の集落を縫うように続く道を行きます。
空はどんよりですが、高度が増すにつれて北アルプスが望めるようになります。
廃校になった小学校の分校。子供たちが遊ぶ声を聞いてみたかったですね。
昼食の後、鬼無里へ下ります。向こうの山は戸隠。
鯉のぼりが泳いでいるということは、子供たちがたくさんいるということですね。
鬼無里の中心地を抜けてから山沿いへ上ります。
一気に高度をかせぐと、今走ってきた道を仰ぎ見るポイント。
アップダウンを経て大望峠へ上り、今度は反対側の斜面へ移って再び鬼無里の中心へ下ります。
そしてだらだら上りを1時間ばかりお喋りし、フィナーレの嶺方峠。
夕方ですからこのくらい山が見えれば御の字です。
ひとしきりダウンヒルを楽しみ、デポ地の道の駅へ。
時おり小雨がぱらつく天気でしたが、去年の黄砂よりは山がくっきり見えたので、まぁ、良しとしましょう。
しかし、ニアミスで鬼無里を訪れたジョージさんや、ブログ友のさだぼんサンの写真は、真っ青な空に雪をまとった北アルプスが綺麗でした。
やっぱり悔しいです (-.-)
その他の写真はこちら
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20120430
夜はお風呂でさっぱりした後、食堂でビ〜ル!
そして車中では前夜はよく喋ったのですが、心地よい疲労感に直ぐに眠りにつきました。
走行距離:74.4km
【二日目(5/1)】
前日の鬼無里では雲が厚くぱらっと雨が降ったり午後は少し日が差したり。
二日目も雲が多かったのですが、日が差すことが多く汗ばむ気温でした。
今日の千国街道はぶとぼそ氏のリクエスト。
昔のNewCycling誌にあった水を入れた田んぼに写る白馬の山々を見たい、と。
それならば早朝がいいだろうと思って、道の駅から時計回りに白馬から千国街道、木崎湖から山を越えて美麻へ入るルートを考えていました。
しかし、残念なことに田んぼにはまだ水が無く、白馬へのだらだら上りは敬遠したいということで右回りルートに変更しました。
ルート
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=060ca772dfb507aa7bc4853a05daeb5
車中泊は前日よりもぐっすりと眠れ、朝の日差しが気持ちいいです。
道の駅の背後から急登して一気に高度を稼ぐと、一つ山の向こうに白馬の山々が望めます。
今日も雲が多いなぁ
場所によっては水を張った田んぼもあり、のどかな山村の趣をかもし出してくれます。
山を越えて大町へ下り、平地と山の境にある細い小道を発見して入ってみました。
よく締まったダートと田園風景、それに北アルプスが相まって写真の絵づくりにはもってこいです。
今日のコースは短いので贅沢に時間を使います。
この田園風景の中、道端に腰掛けてダベリタイム。あっという間に30分くらい経ってしまいます。
重い腰を上げ、踏み切りを渡って木崎湖の西岸の千国街道へ入ります。
学校近くにあったソメイヨシノ。細めですが元気よく満開になっていました。
湖岸に続く千国街道はよく整備されていて走り易いです。ところどころダートですが、二台のパスハンターには問題ありません。
青木湖から白馬へ抜ける道は、雪が多く残っていて進行を躊躇うほどでしたが、二人の頭の中には「国道を行くよりも押し歩きの方がいい」という答えが出ています。
白馬へ下ると今回のツーリングも終盤です。
関東からは少し遠く感じる地域ですが車や輪行では以外と入りやすいです。皆さんも是非訪れてみてください。
その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20120501
走行距離:40.8km