よく見るキャッチコピーは、「ある時はクリート+ビンディング。ある時はスニーカーでフラット面」 みたいな感じですが、
僕の場合はクリート付きでフラット面を踏みたいんです。
山道の斜面沿いなど、危険を感じる場面ではビンディングを外して乗りたいし、山へ行くまでの市街地はビンディングで走りたい。
片面フラットのペダルはいくつかリリースされていますが、お椀を伏せたような形がどうも好きになれませんでした。
昔ながらのクイルペダルの片側にビンディングが付いたものも、ひっくり返すとなんだか様になりません。
なので、今までは両面ビンディングのRITCHEYの片側を外して使っていました。
でも踏み面が小さいし、そういう使い方はまったく想定して作られていないので、踏み心地が悪かったんです。
そこで今回購入した一品は Time Allroad Gripper+
久しぶりの新品パーツ。パッケージ入り!
しかもヤフオクで半額以下で手に入りました!
踏み面のサイズは大き過ぎず小さ過ぎずいい感じ。
三角の滑り止めがイマイチですが、まぁなんとか許せる範囲。嫌になったらアルミ板でもボルトオンすればいっかな。
装着した感じはこんな具合。
Timeペダルの特徴は、ビンディングでペダルに固定しているのに動くこと。
左右方向にスライドします。Qファクター可変。
更に捻る方向にも数度動きますが、これは動くけれど戻ってくる。これはいい感じです。
それと、シマノSPDタイプと違って着脱が心地いいです。
太いスプリング自体でクリートを固定するので、外す時にSPDのような擦る感じがありません。スプリングを押し動かしている感じ。
着脱強度はSPDよりは強めですが、気になるほどではありません。三段階に調整可能です。
SPDはクリートとペダル面が接地していて、クリートでペダルを踏むようになっています。
対してこのビンディングは、二つのスプリングとシューズのソールが接地して踏むようになっています。
左右幅はSPDより広いので若干安定しています。
さてここからはチューンナップ。
シューズのソールを削り、ソールがペダル本体の踏み面に接地するようにしてあげます。
これで安定感がすこぶる良くなります。
最近のシマノのSPDペダルは、踏み面を増やした設計になりましたが、シューズとクリートの調整方法を確立しないと片手落ちです。
この点では LOOK の Quarts が優秀で、クリートとシューズに噛ませるスペーサーが、厚みの違う数種類が付いてくるそうです。
そうそう、マビックのシューズにもスペーサーが付いてきていました。考える方向は同じなようです。