幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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天空の古道 浅間嶺





そこは東京都。五日市から少し入ると直ぐに農村地帯、檜原村です。

かつて檜原村から山を越えて数馬集落へ物資を運んでいた道が、今回辿った浅間嶺(せんげんれい)の古道です。

標高900mの尾根伝いに道を開き、馬に物資を背負わせて行き交っていたのです。



今回は檜原村から北秋川沿いに藤倉へ入り、そこから林道で稜線へ上って古道へ入りました。

浅間嶺を経て時坂峠まで凡そ6kmの山道です。



コース

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=c150078d2f04be5525876c7acdb0aa3







檜原村役場前のT字路を右折すると、それまでの車の喧騒がぱったりと止みます。

民家と畑の農村地帯。のんびりと朝の日差しとのコントラストを楽しみます。







この一帯は高台の集落も多く行ってみたいのですが、片道切符の場所がほとんどなので、山から下りてくるようなルートをとらないといけません。

昔御前山から湯久保尾根を下った折に、湯久保集落があったはずなのですが、その頃は下ることに集中していたのであまり記憶にありません。

また行くことになるのかもしれません。







藤倉から風張林道への上りを右に見て少し直進したところから林道の始まりです。

林道が尾根を乗っ越えてくれているので、アプローチが容易です。ダート区間は1.5kmほどで終り後は舗装となっていました。







山道に取り付き、始めは上りでしたが直ぐに下り基調の道に変わります。

ほどなく藤原峠。ここには馬頭観音が置かれており、早くも古道の様相となります。







尾根上には幾つか峠があり、石碑類が数多く点在しています。











高低差の少ない道は自転車にも走りやすく、思ったほどハイカーも少なかったので落ち着いて走れました。







高台の斜面に湯久保集落が見えます。







浅間嶺を過ぎると下りがきつくなりだし、ついにはガレていたり階段があったりで乗車できなくなりました。

そんな道が時坂峠茶屋まで続きます。



茶屋からは車道となり、少し下ったところを左へ入ると、そこが本来の時坂峠。

下から急登してこの峠に至り、尾根伝いの道へと入っていったのでしょう。







時坂峠の下り途中かから斜面を見上げます。









長い山道を終え、今日は以前から気になっていた農村地帯へ。

檜原村役場の少し先から川を渡って対岸へ出ると、五日市まで細い道が続いているのです。

行ってみるとこちらも道端に石碑類が多く、以前はこの道を使っていたと思われます。僕好みのいい感じの道が続いていました。







途中、奥武蔵にあるピンクのカーテンと酷似した場所を発見!







柿の木は日本の農村にはつきものですね。冬の到来を感じさせます。







夕暮れが近づき、疲れた脚をだましだまし帰途につきました。





その他の写真

https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20111113





走行距離: 128.35km



06:50 出発

10:29 藤倉

11:29 林道ピーク

13:48 時坂峠

15:50 五日市

18:35 帰宅