かつてアマンダの千葉氏がNewCycling誌に寄稿して知られるようになった(?) 「登里の急坂」。
僕も何度か訪れていますが、とても乗車して上ろうという気持ちにはなれません。
最近ではこの激坂をロードで上る人がいるとかいないとか。
コース
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=1d4d7eeb419b6ba1224208c79333da8
今回ものんびりと押して歩きます。
いよいよ激坂のメインイベント、というところで、右脇に鳥居があったので覗きに行きました。
なんでも600年前に建てられた神社だそうです。
転んだら止まらりそうにない坂の写真を何枚か撮り、さてメインイベントへ。
と、思いきや、鳥居の横に九十九折れが上っています。
おぉ。これはもしや、メインイベントの激坂の旧道では!
激坂の最上部に登里の集落がありますので、昔この激坂の車道が出来る以前はこちらの九十九折れを使って下界と行き来していたのかもしれませんん。
道はかなり良好で岩を削って道をつけてあります。階段にしないのは馬でも登れるようにとの配慮か。また階段は朽ちて用を足さなくなるから九十九折れにしているのか。
雰囲気のよい道を楽しみながら上ってゆくと、茶畑に出てしまいました。
う〜ん。単にこの畑への道だったのか…
さらに上るとお墓。
お墓の上部で横の激坂から上ってくるダートの車道に出てしまいました (-.-)
その上には管理棟なる建物と広場にジムニーが。
旧道らしき道はさらに上へ続いているようでしたが、あまり地元の私有地をうろうろするのも何なので、ダートを下っていつもの激坂へ戻りました。
ほんの300mくらいでしたが旧道気分を味わえてよかったです。
激坂を上り詰めて登里に到着。
旧道への未練で集落の外れ方向を眺めていると、民家から爺さんが出てきたのでお話しを伺いました。
僕 「下の神社脇にある道はここまで続いているんですか?」
爺 「あぁ、そこの所に出てくるよ」
僕 「昔この車道ができる前はその道を使っていたのでしょうか?」
爺 「いや、この車道は昔からあるよ。あっちの道は農作業に使う道だ」
とのことで、期待をよせた旧道探索はあえなく撃沈。
雰囲気のいい道だったのになぁ…
ロードの人達にはここが終点。車道はここまでです。
でも、僕はここからが本番 (^^)
登山道を上って山の向こうへ下ります。
途中にベンチがあるのでそこで遅い昼食にしました。下界から祭り囃子の音が聞こえてきていい気分。
佐野川峠はあまり雰囲気がよくないので写真を一枚撮ってさっさと下ります。
道端の馬頭観音は前回より深く埋まっているようです。数年したら埋もれてしまいそう。
林道へ下り立ち、下界へ。
帰りは倉子峠を越えて行くことにしました。
途中からは展望が開け富士山も遠くに見えましたが、僕のデジカメではこれが限界 (^^;
倉子峠は切り通しが見事。
普段から薄暗いですが、夕刻の迫った峠道は一層暗かったです。
その他の写真
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/ZEgoYC
走行距離: 106.80km
09:55 出発
13:40 登里
14:46 佐野川峠
15:49 倉子峠
18:35 帰宅