広い道路で車の交通量が多いと、急かされるように進んでしまいます。
スピードは自然に速くなり、その場から逃れるように先へ先へと。
渋滞していると横を擦りぬけることになり、安全のためもありますがスピードはゆっくりに。
何かと敵対視してしまう車ですが、その車に左右されているような…
車がいなければ気ままで自由な走りができると思うのです。
R20。上野原から大月まで、旧甲州街道や農村部の細い道で、車の少ないコースを選んでみました。
ルート
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=ab0fb19af30cf8ae55483127133185f
先々週と違い、なぜか今日はR20を走るロードの人達が多いです。相模湖のコンビニで休憩中に何人も目の前を通過して行きました。
日によってこうも違うのはなぜなのかな?
上野原からR20を離れるだけで車がホントに少なくなります。路上で大の字になっても轢かれないくらい(やってませんよ)。
もちろんサイクリストも皆無。
鶴川宿、野田尻宿と通過し、少し高度を上げて見晴らしがよくなると犬目宿に着きます。
道端には石碑も多く目を楽しませてくれますが、本当に古めかしいものは少なく、どれも最近のもののように見えます。
犬目宿の次は鳥沢宿なのですが、そこはR20になってしまうので、今回はあえて旧道から外れて山沿いルートへ入りました。
ゴルフ場や介護施設、自然公園などの開発された個所もありますが、それ以外は静かな民家の軒先を通るような道です。
住民意外の人達がまず来ないような道。残暑の残る日中ともあって人影も少な。
そんな道を通り抜け、ようやく下界へ下りた所は猿橋近くの旧道。ここでも民家の間を縫う細い路地といった風です。
その先はトズラ峠を目指します。
地形図を見ると旧道のような道と林道とがあるようなので、旧道と思われる方を選択。
しかし民家の建ち並ぶ急登の先は神社で行き止まりでした。旧道らしき跡は発見できず、しぶしぶ林道へ向かいました。
植林帯の林道は日が遮られて涼しく、また時おり水場もあって少なくなったボトルに給水し、顔や身体にかけて冷却します。
こういう自然の中で車も来ないと、時間が許す限りゆっくり走りたくなります。なるたけその場に留まりたい。止まっていると自然の中のいろんなものを感じることができますから。
トズラ峠の下り、金山民宿村の手前で沢の土砂が道へ流れ込んでいました。どうりで車が来ない訳ですね。
次いで真木へ抜ける林道へ。
こちらでは更に大きな崖崩れが二箇所ありました。夏場の豪雨の影響でしょう。
そういえば松姫峠方面から流れてくる葛野川は黄色い濁流でした。そして峠から遠方に見えた山の斜面にも黄色く崩れた跡。相当な豪雨だったようです。
真木へ出て車の来ない静かなツーリングは終了。
時間も押していたのでR20をファストラン。調子にのってハイペースを続けたせいで藤野あたりではへろへろ。
一日の後半に力を使うと疲れ方が酷いです。距離もい標高差もそれほどでもなかったのに前回と同じくらい疲れました。
走行距離: 159.98km
タイム
07:02 出発
09:43 鶴川宿
10:54 犬目宿
12:35 猿橋
13:47 トズラ峠
14:45 真木
19:10 帰宅
写真はこちらをどうぞ
https://picasaweb.google.com/102022339073463920028/20110911