山道の峠を巡るツーリングをパスハンティングと呼んでいます。
ルートによっては殆ど乗車できないこともあります。
そういう場合、山道へ入ってから里へ下りるまで、これだけをみると自転車を持ち込むことに意味がないと言われてもしかたありません。
しかし、山間の農村地域を走って峠へ至る道程とすることで、かつて歩いて(馬をつれて)越えた峠本来の道程を疑似体験できるのです。
上野原北部には日帰りで楽しむにはもってこいの小さな峠たちがちらばっています。
今日はその中から佐野川峠を選びました。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=6bf9a079e3f416fb43b062c73a681d94
自宅から上野原まではおよそ2時間半。
ファストランの時よりもシューズやザックの中身があるので、走りは少し重たいです。
上野原を過ぎるといよいよ農村部。
佐野川の石楯尾神社。
神社脇から峠への上りになります。
前方の僅かに窪んだ稜線へ上ります。
林道を上りつめて山道へ入ります。
昔は馬が上った道なんですが、どうやら林業用に広げてしまったようで、ちょっとがっかり。
峠手前には馬頭観音。ようやく古道の雰囲気となりました。
佐野川峠。風が強かったので直ぐに退散。
下りはほぼ乗車できます。道は広くガレ場も少ないです。
軍刀利神社の下にテーブルがあったので昼食にしました。
その後、ぽかぽか陽気でお昼ねタイム。
30分くらいして風の温度が冷たくなり、そそくさと下山。
下った先は登里。激坂で有名な集落です。
最近はラピュタ坂なんて命名されているようですね。
一気に下り、落合を左折して美女谷温泉へ抜ける林道へ上り返します。
のんびりとピークまで上り、今度は奈良本へ下る山道へ入ります。
直ぐに与瀬方面への道と分かれ、巻き道を下って西へ伸びる稜線沿いの道へ。
途中から林道となり奈良本へ下り立ちました。
今回のルートは林道をうまく使って乗車率のよい山道を走れました。
大きな峠ではないので達成感みたいなものはありませんが、いい雰囲気の道に出会えて満足な一日でした。
その他の写真
http://f.hatena.ne.jp/INTER8/20110326%20%E4%BD%90%E9%87%8E%E5%B7%9D%E5%B3%A0/?sort=old
走行距離: 112km
08:08 出発
12:27 佐野川峠
13:35 登里
15:37 奈良本
18:20 帰宅